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臓器が腐る?胆石は胆のうの中が腐敗している証? 

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コレステロール値が高い人は要注意
胆石とひと口に言っても、病気が発生する場所は3カ所もあり、その位置によって症状に違いが生じ、胆石がみつかっても何も症状のない方もいるほどです。また、胆石の種類も大きくわけて3種類。その中でも、日本人に多いのは「コレステロール結石」といわれています。

<胆石のできる場所>
・肝臓の中
・肝臓と胆嚢をつなぐ胆管
・胆のう
<胆石の種類>
・コレステロール結石(最多)
・ビリルビンカルシウム結石
・黒色石


“ダムのような役割”をもつ「胆のう」に、結石ができる仕組みとは
肝臓で作られた胆汁という液体は「胆管」という川を通って「胆のう」というダムに貯まります。そして、食事の刺激などで胆のうがギュッと縮んで胆汁を放出します。ところが、胆汁の成分に異常があったり、胆のうが充分に収縮せず胆汁が滞ってしまうと石ができやすくなるのです。

それは、まるでダムに汚い水が貯まり、しかも何日も解放しなかったせいで腐ってしまったというようなイメージですね。
いっぽう、ダム(胆嚢)の中から石がコロッと落ちるとダムの下流にある「総胆管」という場所に石が落ちて引っかかることや、初めから総胆管の中に石ができる場合もあります(総胆管結石)。


うまく胆のうが機能しない原因
胆のうを収縮させるのは、食事の脂肪分なので、脂肪があまりに少ない食事をしていると胆のうの働きが鈍くなり、「ビリルビン結石」の原因になります。また腸で生産される消化に関連するホルモンの働きも胆のうの働きと関連しています。つまり、ストレスなどで腸の働きが悪くなっても、結果的に胆嚢の働きが悪くなり、胆石を作るもとになってしまうということです。


日本人の70%はコレステロール結石
今日本人に増えているのはコレステロール結石です。胆汁は大部分が水分で、そこに胆汁酸やビリルビン、コレステロールなどが含まれているのですが、そのうちのコレステロールが胆汁中に多くなってコレステロール結石ができてしまいます。濃い食塩水を放っておいたら結晶化した、というのと同じような仕組みです。では、なぜ胆汁のコレステロールが増えてしまうのでしょうか? それは、血液中に余分なコレステロールがあることに起因します。胆汁を含め、体液の原料は血液なのです。

胆石を防ぐ生活とは
胆石は適切な食生活と心のあり方で、予防できます。まずは、なんといっても規則正しい時間に食事をして、適度な脂肪(特に魚の脂がよい)を摂取して胆嚢を縮ませることが重要ですね。その際の注意点が以下になります。

・ジャンク・フードを食べない
・太らない
・中性脂肪を下げる
・体を動かす
・精神的なストレスはきちんと管理する

日々の、至極当たり前の生活が胆石を防ぐのに役立ちます。まずは、生活から見直して胆のうに負担をかけないようにしましょう。





タグ:健康

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