2016年05月12日
オクラの抗疲労効果、秘密は種の部分にあり マウス実験で効果確認
食用に適した状態(若い緑色の状態)のオクラの種には、フラボノイドが豊富に含まれており、高い抗疲労効果を持つと、北京協和医学院の夏方博氏らの研究チームが発表した。
これまでの研究でオクラに抗疲労効果があることは確認されていたが、どの部位のどのような成分が作用しているのか不明だった。
夏方博氏らは、まずオクラを皮(表面の緑色の部分)、種(中の白い種)、鞘(中の白い筋状の部分)にわけ、それぞれの含有成分量を分析した。
その結果、オクラに含まれるポリフェノールの約43%が種に含まれていた。また、強い抗炎症、抗酸化作用を持つ「クェルセチン(クエルセチン、ケルセチンとも)」というフラボノイドは、種にしか含まれていなかったという。
さらに、皮、種、鞘を含んだ餌を、それぞれ6匹ずつのグループに21日間与え、重りをつけた状態で水槽を泳がせるという実験も実施したところ、種を食べたグループが平均70分以上泳ぎ続けたのに対し、鞘のグループは平均57分、皮のグループは平均46分だった。
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