2016年01月24日
人気の電子タバコ、じつは体に有害だった?
タバコの毒性については、多くの人の知るところとなりました。とはいえ、完全に禁煙をすることが難しいと、電子タバコに切り替えた、という方も多いでしょう。副流煙もなく他人にも迷惑にならないこともあり、通常のタバコよりも健康的なイメージがありますが、海外では規制が進んでいるといいます。それは一体何故なのか、今回は電子タバコの真実に迫ります。
■ 体に優しいタバコ、といった認識がありますが……
電子タバコは、専用のカートリッジに入っている液体を電熱線で温めることによってミスト状にして吸引するものです。そのフレーバーには、フルーツ風味のものから人気の清涼飲料水、メンソール系まで、さまざまな種類があり、気分に応じて好みの味を楽しめる点も大きな魅力となっているようです。
海外では、日本では禁止されているニコチンを含むものも販売されていますが、副流煙が出ないことから「周囲に迷惑をかけないタバコ」としての地位を確立。さらに、火を使わないので燃焼に伴って発生する一酸化炭素、タールといった物質も発生せず、体に優しい面が注目されています。
■ 海外では規制がスタートするほど危険!?
ところが最近、電子タバコの問題点が次々と指摘されるようになり、海外では早くも規制をかけようという動きも出始めています。その理由がコチラ。
1. 若者が入手しやすい(道徳的な観点であまりよくない)
2. 電子タバコのミストは目や気道の刺激になる
3. 長期的に電子タバコを吸い続けた場合の健康への影響が不明
4. 電子タバコを吸うという行為自体に依存してしまい、将来的に元のタバコの喫煙者に戻ってしまう可能性もある
■ 日本でも規制がかかる日は間近!?
上記に加えて次のことも引き金となり、日本でも何らかの規制をかける方向で検討が進められているようです。
1. 国内で流通している電子タバコ用のリキッド複数から、使用が禁止されているはずのニコチンが検出
2. ミストから発がん性のあるホルムアルデヒドが高濃度で検出
健康的なイメージの裏には、このような落とし穴も。体への影響がはっきりするまでは、できるだけ使用は控えるのが懸命だといえそうです。
タグ:健康
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