2016年01月22日
ケチャップ1杯に4グラムも!砂糖が隠れている意外な食べ物
砂糖は体に悪いもの。特に漂白された砂糖からは、天然の栄養もすべて失われています。摂りすぎに注意すれば問題ないのですが、気づかずに大量摂取していることも。なぜなら加工食品には、砂糖がたくさん隠されているからです。
それに気づくには、食品表示を注意深く読むしかありません。表示を読むと、製造業者が砂糖の名称をいろいろ変えて表示していることがわかります。そこで具体的に、砂糖が隠されている製品をご紹介しましょう。
■1:ケチャップ(大さじ1に4グラムの砂糖)
ケチャップはもっとも人気のある調味料のひとつですが、実は糖分が多いことは知られていません。
なんにでもケチャップをつけたがる人もいますが、それはケチャップ中毒ではなく、砂糖中毒です。WHOによると、ケチャップ大さじ1杯に4グラムの砂糖(約小さじ1杯)含まれているそうです。
■2:チリソース(100グラムに44グラムの砂糖)
サウザンアイランドやシーザー・ドレッシング、スイートチリソースは葉野菜を美しく彩りますが、砂糖量はかなり多め。
また驚くべきことに、低脂肪ドレッシングには、香りづけのために普通のドレッシングより多くの砂糖が使われています。低脂肪チリソースには、なんと100グラム中に約44グラムもの砂糖が入っているのです。
ドレッシングやソース類には、コーンシロップ、ブドウ糖、果糖、液糖という砂糖が使われています。近年、ブドウ糖果糖液糖という名のシロップが多くの食品に使われているので注意しましょう。
コーンスターチから抽出されたコーンシロップはあまり甘くありませんが、ブドウ糖果糖液糖に転換されると、砂糖より甘くなります。健康のためには自家製ドレッシングを作るのがオススメです。
■3:フレーバーヨーグルト(1個に小さじ3杯の砂糖)
プロバイオティクス(体によいバクテリア)の流行で、健康的な食品の筆頭に挙げられるフレーバーヨーグルト。
「ヨーグルトをつくる際に用いられる牛乳には、天然の糖である乳糖が含まれていますから問題ないのでは?」と思いがちですが、ほとんどのフルーツ・ヨーグルトには、砂糖が加えられています。
カップ入りフレーバーヨーグルト1個には約小さじ3杯の砂糖が含まれているので、これだけでWHOの規定する1日の砂糖推奨摂取量の半分になってしまいます。
■4:パック入りフルーツジュース(200ミリリットルに小さじ4杯の砂糖)
ダイエット界に一大旋風を巻き起こしたフルーツジュース。でも専門家によれば、紙パック入りジュースは、バランスの取れたダイエットには適さないそうです。
ミックスフルーツ・ジュース5銘柄を調べると、テトラパック入り(200ミリリットル入り)には、砂糖が約小さじ4杯が含まれているというのです。
■5:ソフトドリンク(1缶に小さじ10杯の砂糖)
炭酸飲料に多くの砂糖が使われていることは、もうおわかりでしょう。WHOによれば、砂糖入り炭酸飲料1缶には、40グラム(約小さじ10杯)の砂糖が含まれています。
■6:ダイジェスティブ・ビスケット(250グラムに小さじ13杯の砂糖)
繊維を含む消化のよいビスケットということで、いいことづくめと思われがちなダイジェスティブ・ビスケット。なのに、実はここにも砂糖が。250グラム入り小パックに、小さじ13杯の砂糖が入っているのです。
原料表示を見ればすぐにわかりますが、主要銘柄のひとつは、転化糖を使うことで口当たりのよいビスケットに仕上げられています。ダイジェスティブ・ビスケットよりは、自家製グラノーラをおすすめします。
■7:ミューズリーにも砂糖がたくさん
ミューズリーも健康食品として安定した人気を誇っていますが、砂糖が多く含まれています。成分表示には、麦芽エキス、転化糖、はちみつ、アップルジュース濃縮物とあり、ドライフルーツが加わるとさらに糖度が増します。
水分が取り除かれたことで、ドライフルーツは砂糖よりも甘くなります。朝食をすばやくすませるには最適なミューズリーですが、ローストしてあると、不必要な飽和脂肪と糖質まで含まれてしまいます。
アメリカは砂糖の多過ぎる食品を追放するために、長年にわたって「砂糖税」や「ソーダ税」の法制化を検討してはいますが、実行はされていません。
ですから、むしろ個人が食品表示に注意を払い、砂糖より体にいいココナッツシュガーやヤシ糖を使うようにして健康を守る努力をすることが、最も確実な方法といえるでしょう。
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