2016年01月16日
足のニオイが消えないのは「内臓」が原因だった?
知り合いの家や座敷のある店で靴を脱いだ際に、足のニオイが気になっていませんか?
中には、「汗や水虫が原因だと思い、色々試してみたけれど解決しない」という人もいるかもしれません。
様々な対策をしていても足のニオイが解消されない人は、もしかしたら“内臓”に原因があるかもしれません。
■ニオイの原因
足のニオイの直接の原因は汗ではなく、その汗や皮脂などを摂取した細菌が増殖した結果です。もちろん、汗の量が多いと細菌も増殖するのでニオイも強くなります。
靴を脱いだ際に強いニオイがおこるのは、靴の中が体温や汗で高温多湿になっており、細菌の増殖に適した環境になっているからです。
ただし、細菌は皮膚には欠かせない存在であり、根絶させることはできません。細菌の量がちょうどよいバランスが保たれていれば、体を守ってくれます。つまり、足を清潔にすることはもちろん重要なのですが、洗いすぎても逆効果になってしまいます。
そこで一般的には、“通気性の良い靴下を履くなどして靴の中をムレさせないようにする”、“制汗剤などで汗の量を抑える”といった対策をとります。
■内臓が原因では?
しかし、このような対策をしてもまだニオイが気になるようであれば、原因は内臓にあるのかもしれません。
足のニオイに関しては、肝臓機能の低下が疑われます。肝臓には解毒・分解の働きがあります。その働きが低下するとニオイも分解されなくなり、体外にそのニオイが放出されてしまいます。そして、特に放出が多いのが足の裏なのです。
アルコールの摂り過ぎも肝臓に負担をかけますが、それよりも疲労やストレスが大きな負担になります。十分な睡眠をとり体と心を休めることが必要です。
また、腸機能の異常という場合も考えられます。
特に腸内環境のバランスの崩れが大きく影響します。腸内細菌の悪玉菌が増殖することで、摂取された食物の悪臭を生みます。通常はこの悪臭は肝臓で分解されるのですが、肝機能が低下していると分解しきれずに体外に放出されてしまいます。この場合は足だけではなく、口臭も出てきます。
お腹にやさしい食事と体を冷やさないようにして、腸内環境を整えることが必要です。
ほかには、糖尿病も足のニオイの原因となることがあります。糖尿病は免疫力を低下させるため、感染症にかかりやすくなります。すると体は抵抗力を高めようとして新陳代謝を活発化させます。皮膚の再生が加速するので柔らかい皮膚が増えてしまい、細菌の付着が増えて増殖します。
また、血液循環も悪くなっているので、皮膚の再生が遅くなり、細菌の増殖につながります。この場合は、糖尿病の進行を抑えて、適度な運動で体力を維持することが必要です。
これから年末にかけて靴を脱ぐ機会が増えると思います。今から対策をして、足のニオイを気にせずに済むようにしたいものですね。
タグ:健康
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