2015年12月20日
動脈硬化の予防にも!「とうもろこし」の健康効果
日本では野菜として使われていることの多いとうもろこしですが、南米では主食にもされているれっきとした穀物。米や麦と並ぶ、世界三大穀物の一種で、栄養成分をバランス良く含む食品です。
今回は、そんな“とうもろこしの健康効果”についてご紹介いたします。
■腸内環境を整える
とうもろこしに含まれる食物繊維、セルロースには腸内環境を整える作用があります。腸内環境は、善玉菌・悪玉菌と呼ばれる腸内細菌のバランスによって保たれています。悪玉菌が増殖すると腸内環境が悪化するのですが、セルロースは、善玉菌を増やし悪玉菌を減らす作用があるため、腸内環境を整えるのに効果を発揮します。
また、セルロースは腸内で水分を吸収し、腸の蠕動運動を促進するため、便秘解消にも効果を発揮します。
■動脈硬化を予防する
とうもろこしには、不飽和脂肪酸であるリノール酸が多く含まれています。リノール酸には、コレステロール値を下げる効果があるため、生活習慣病、特に動脈硬化の予防効果が期待できます。
リノール酸は健康維持に欠かせない成分ですが、体内で生成することができないため、食べ物から摂取する必要があります。
■ほかにも栄養が豊富
ほかにも、抗酸化作用があり老化防止に効果的なビタミンB1・B2・Eや、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの各種ミネラルも豊富に含まれています。また、中米やアフリカでは主食として食べられていることから分かるように、炭水化物も多く含まれています。非常に栄養価の高い食品と言えるでしょう。
とうもろこしは鮮度が命です。放置すればするほど、栄養価も風味も落ちて行くので、買ったその日のうちに食べるように心がけましょう。焼いたり、茹でたり、スープにしたり……皆さんも、様々な調理法でとうもろこしを毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
タグ:健康
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