2015年12月10日
食事中の2倍の力!睡眠時の歯ぎしりは、歯に悪影響ばかり
こんな症状が出ていたら要注意!
寝ている間の歯ぎしりやくいしばりは、自分ではなかなか気づきにくいものです。家族に指摘されて気づく人もいると思いますが、以下のような症状がある人は歯ぎしりをしているかもしれません。
・朝起きた時に顎に違和感がある
・知覚過敏
・顎の関節に痛みがある
・上顎の裏や下の歯茎の舌側の骨が盛り上がっている
睡眠時の歯ぎしりやくいしばりでの咬む力は、通常の食事の2倍ともいわれています。したがって朝起きた時に顎の筋肉の凝りを自覚することがあります。歯にも強い力がかかるため、歯の表面に亀裂が生じて知覚過敏の症状が出たり、歯周病の進行を助長したりと悪影響ばかりです。
また、強い咬みしめの影響は顎の関節にも及び、顎の痛みや口が開きにくいといった症状が見られる顎関節症を引き起こす可能性があります。
咬む力の強い人によく見られるのが口蓋隆起・下顎隆起と呼ばれる骨の膨らみです。これ自体は特に問題はありませんが、将来入れ歯を作るときに骨を削る処置が必要になることがあります。
関連:その歯の痛み、顎関節症かも!?
歯ぎしり、くいしばりの原因は?
歯ぎしりの一番の原因はストレスです。
ストレスを発散できずにため込んでいると、歯ぎしりとして表れることがあります。また歯並びの悪さも原因のひとつとして考えられています。歯全体が均等に咬んでいないと筋肉にアンバランスが生じて歯ぎしりを引き起こすのです。
どうすれば直るの?
歯ぎしりの対処法は、原因となっているものを取り除くことが第一です。
ストレスを完全に取り除くことは難しいですが、ゆっくりお風呂に入って顎の周りをマッサージするのは効果的です。歯並びが原因となっている場合は、矯正治療によって改善することも多く、歯の高さを少し調整するだけでも良くなることがあります。またマウスピースを用いると顎や歯の負担を軽減できるので、興味のある人は歯科医院で相談してみましょう。
タグ:健康
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