2015年12月03日
帯状疱疹の原因は、幼少時代の水ぼうそう?
帯状疱疹の原因
体の片側に起こる強い痛み、その部分にできる帯状の赤み、ブツブツ、水ぶくれが特徴の病気です。子どものころに水ぼうそうにかかったことのある人は、誰もがかかる可能性があります。それは、症状が治癒してもそのウイルスが体内の神経節に潜んでいるから。
これが、過労、加齢、病気などで免疫力が低下すると再び活動を始め、神経やヒフを攻撃し、帯状疱疹を発症させるのです。
放置すると、痛みが長引いてしまうことも……
症状が出たら、できるだけ早く治療を開始する、ということです。水ぼうそうのウイルスは、活発に活動し始めると、神経とヒフを攻撃し、それが長引くと、当然ダメージも大きくなります。さらに、神経に傷が残ると長期間にわたり、痛みが消えなくなってしまうことも……。
対処が遅くなってしまうと、このように患部の症状は消えても痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」に進行してしまう場合があるのです。早期治療は、この帯状疱疹後神経痛予防にも役立ちます。
発症後72時間以内の治療が、最大のポイント
治療のベースは、抗ヘルペスウイルス薬の内服です。理想は、ブツブツした水ぶくれの発症後、72時間以内に十分な量の薬を服用すること。重症になると、入院による点滴治療が必要なケースもあります。
痛みや炎症が酷い場合には、消炎鎮痛薬やステロイドを併せて服用したり、激しい痛みには、神経周辺を直接局所的に麻酔する、神経ブロックを行うこともあります。
帯状疱疹の治療は、早めに行うことが大切です。痛みや、違和感があればすぐに皮膚科を受診しましょう。
タグ:健康
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