2015年11月25日
何で出来るの?「イボ」の秘密
「イボ」って何で出来るのでしょう。気が付いたら出来ていたという事ありますよね。特に痛かったりはしないので、放っておくことが多いですが、そのままにしてよいのでしょうか。
「イボ」の秘密に迫ってみましょう。 「イボ」の出来る原因 イボは、実はウイルスが原因で出来ているのです。「ヒトパピローマウィルス」(別名:人乳頭腫ウィルス)と言われるウイルスが、小さな傷口から皮膚に入り込み感染してイボとなって表れるのです。このウイルスはなんと100種類以上もあり、そのほとんどが放っておいても自然治癒する良性のものです。
子供が、プールに入る時期になると水イボが流行ったりするのは感染経路が、わかりやすいので予防対策をすることが大切です。
ウイルス性だからと言って全て移るというわけではなく、皮膚に傷があるなど免疫力が弱っているとイボが出来やすくなったりするのです。
*ミズイボ イボという名前ですが、通常イボと呼ばれているものとはウイルスの種類が違います。ミズイボは、表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmから5mm位の小さな皮膚の盛り上がりで、てっぺんが少しへこんでいるのが特徴です。
「イボ」の種類
*尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
出現する中で最も一般的なのが、この尋常性疣贅。手足の関節など、擦ったり怪我をするなど接触の多い場所にできやすいのが特徴です。多くの物は硬く突起しており、円形をしています。発生当初は小さく半透明の皮膚の盛り上がりのように見えますが、次第に大きくなり、表面が削られてざらつくようになります
*足底疣贅(そくていゆうぜい)
組織的には尋常性疣贅と同じものですが、足の裏に発生するため、体重がかかり、突起部分が平らになります。イボの部分がめり込み、その周りを角質化した皮膚が覆う症例が多く見られます。
ウイルスが原因であることから、裸足で過ごす機会の多い人がかかりやすいようです。魚の目やタコと一見似ていますが、イボを削るなどの刺激を加えると出血する点が異なります。
*老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
名称の通り、加齢に伴って出現する色です。皮膚の老化現象で「脂漏性角化症」とも呼ばれます。手のひらや足の裏以外であれば全身のどこにでもできるのが特徴。発生当初は1〜2ミリの小さなものですが、次第に大きくなります。色は濃い肌色から黒色まで様々で、形も平であったり隆起していたりなど多くの種類があります。顔面や手の甲、腕、肩などに移行に当たりやすい部類に出現しやすいようです。
皮膚の老化現象ということでほとんどは良性のものですが、中には悪性のガンである可能性もありますので気になるイボ見つけたら早めに皮膚の専門家に相談すると良いでしょう
*伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)
イボの中では比較的柔らかい部類のものです。ウイルスによる接触感染により罹患するといわれていますが、詳しい感染経路は不明な点が特徴です。直径1〜3ミリくらいの白い塊を囲むように、柔らかいイボがワキや肘、膝、胸などに出現します。単独では現れず、ほとんどの場合複数のイボが一気に出てきます。
柔らかいイボが破けるとウイルスが飛び散るため、プールなどで感染しやすく、そのため子供が罹患する割合が比較的高くなっています。免疫がつけば自然に治りますが、完全治癒までの時間が読めないのが特徴です。一番は柔らかく非常に破れやすいのでウイルスを撒き散らさないためにも早期に専門医にかかり治療を始めることをおすすめします。
*扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
青年性扁平疣贅とも呼ばれ、その名前の通り中年以降での発症はほとんどありません。青年期に顔や手の甲などに2〜3ミリの平べったいイボができることが特徴です。このイボはやや隆起しており、薄い褐色をしていることが多いようです。体格の成長とともに自然治癒していくのが一般的です。
「イボ」にならないために
イボに全くかからないようにするのは、不可能ですが前述のとおり、イボのウイルスは正常の健康な皮膚には感染しません。手足の荒れや傷などの障害のある皮膚に出来やすいことがわかっています。
したがって、外傷を受けることの多い手足、手荒れなど肌荒れに対するスキンケアが大切です。
出来れば、できて欲しくない「イボ」。皮膚が弱っているときに出来てしまうのですね。出来ないように日頃からケアをして、もし、出来てしまったら適切な治療を受けるようにしましょう。
タグ:健康
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