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人間の脳の作業記憶は同時に四つしか処理できない?

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聖徳太子が一度に10人の話を理解できたというのは有名なエピソードですが、この度、米ボストン大学の研究チームが行った研究によると、人間の脳の一部は、同時に四つまでしか対応できないという驚きの事実が明らかとなりました。

意外と小さいことが判明した作業記憶とは、ワーキングメモリとも呼ばれ、情報を一時的に保持し、同時に処理する能力を指します。限られた容量しか備わっていない作業記憶では、数字や文字、単語などの単位で情報が保持され、なんとその容量がたったの四つしかないそうです。

これまでにさまざまな発明や技術革新を行ってきた人間の脳の一部が、意外なほど限られた容量しかないという驚きの事実です。

また、前頭葉を調べた研究では、視覚のネットワークと聴覚のネットワークの二つの注意ネットワークが存在していることも明らかとなりました。

空間処理には長けているものの、時間処理が得意ではない視覚系のネットワークと、時間処理には長けているものの、空間処理が得意ではない聴覚系のネットワークは、お互いのネットワークが緊密に連携しているようで、それぞれの認識を助け合っていることが判明しました。


それにより、空間情報が視覚的なものでない場合も、時間経過的情報が聴覚的なものでない場合も、ネットワークの連携によって、互いの容量を補強しあっているということになります。

脳の仕組みについては解明されていない部分も多く、人間の脳にはまだまだ未知なる能力が秘められているということになりますね。


参考:
Our working memory can only deal with FOUR things at a time: Study reveals how we borrow brain power when needed
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3214811/Our-working-memory-deal-FOUR-things-time-Study-reveals-borrow-brain-power-needed.html#ixzz3kQC0rYB2




タグ:健康

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