2015年11月04日
軽く見ると危険! こむら返りは動脈硬化の兆候だった
夜中に突然のこむら返り。のたうち回って治るわけもなく、ひたすら痛みが引くのを待つしかない。こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が収縮してそのまま戻らなくなった状態のことで、運動などで足が疲れているところに、脱水症状と冷房などによる冷えが加わると起こるのだそうだ。
寝ている時に起きやすいのは、寝ている間は足が動いていないため。ふくらはぎの収縮を起こす信号が出ても、足が動いていないとそれを止める信号が出ない。そのために過度な収縮が起きてこむら返りになるのだ。
こむら返りの原因は、こうした筋肉のケア不足だけではない。閉塞性動脈硬化症という病気もこむら返りを起こす。上半身から足につながる太い血管が動脈硬化を起こし、下半身への血流が不足する。血液の流れが悪くなるため、足が常時冷えた状態になり、すぐにつってしまう。ひどくなると100メートルほどを歩くだけでも、こむら返りを起こしてしまう。
血管の病気は一カ所で起きるというものではなく、全身の血管が同様に劣化していると考えた方がいい。たかがこむら返りとなめてかかると、心臓麻痺や脳梗塞など動脈硬化が原因の生活習慣が連鎖する。それに閉塞性動脈硬化症自体、悪化すると足を切断することもある怖い病気なのだ。
血管の病気は加齢に加え、運動不足と食生活が引き金を引く。閉塞性動脈硬化症は長期間の軽い歩行運動で新たな血管がバイパスを作るため、自然治癒が可能だ。いくつになっても適度な運動は大切なのだ。
タグ:健康
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