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なぜポキポキ鳴るの?

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あなたは指や手首、肩など、関節を鳴らすことができますか?鳴らす人にとっては、リフレッシュ感あふれる行為のようですが、でもそもそも、この関節を鳴らしているときには、体の中でどのような現象が起こっているのでしょう?

米整形外科医 Michael Suk氏らが、間接を鳴らすという現象の科学を説明しています。

●「なぜ音が鳴るの?」
これまで長らくナゾだった音の正体、最近オンライン学術誌「PLOS ONE」上で発表された研究結果によると、これは関節の間が離れた時に、間接の滑液の中に気泡が形成されることにより生じる音だとか。発表したカナダのアルバータ大学の研究チームは、被験者の指先をゴムホース状のチューブに入れて、MRI(磁気共鳴画像装置)で撮影しながら音が鳴るまでゆっくり引っ張り、関節付近を観察。

その結果、なんと310ミリセカンド(ミリセカンド=1000分の1秒)のスピードで滑液の中に気泡が生じていたとのこと。また、いつでも鳴らせる訳ではなく、Suk氏によると、一度音を鳴らすと、滑液が元の状態に戻るためにしばらく時間がかかるのだそう。

●「そもそもなぜ音を鳴らす人が居る?」
Suk氏によると、精神的・身体的双方の理由があるとのことで、「机をコツコツ叩いたり、爪をかんだりといった習慣に近いもので、ストレス発散的な効果もあるようだ」とのこと。その一方で、「身体的には、関節の間にスペースを作ることで関節にかかっている圧力を低下させる働きがある。

その結果、滑液に動きができて抑圧感が減る」ため、解放感に似た感じが生じるよう。

●「鳴らせない人が居る?」
“全く鳴らせない”という人も結構居るものの、「関節の構造を理解する限り、誰もが関節を鳴らすことは可能だろう」とのこと。違いは、「人によって関節の間を離すための圧力が低い人と高い人が居る」からだとみられています。

ただ、だからと言って鳴らそうと思いっきり負荷をかけるのは禁物。腱を傷める人も居るのだとか。

●「関節炎につながる?」
一部でこうした噂があるものの、根拠のない話のようで「科学的には一切関係性は証明されていない」そう。過去の複数の調査で、習慣的に関節を鳴らす人と関節炎の関係を調べたものの、関節炎の病状や症例数などに違いは見られなかったとのこと。

傍から聞いていてもはっきりとわかるポキポキという音、中ではいくつもの気泡が発生していたんですね

http://www.womenshealthmag.com/health/everything-you-need-to-know-about-cracking-your-knuckles




タグ:健康

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