2015年08月28日
騒音がひどい家に住んでいると太る?
スウェーデンの職業病医学および環境衛生の専門家達が実施した研究では、交通、列車、飛行機の騒音が、体重増加をもたらすという結果が出ました。
研究者は、ストックホルム近郊の都市部と地方に住む5075人の体脂肪、ウェストとヒップの比率、肥満度を調査しました。
そして1999年から彼らの体重増加と、家の中でどれくらいの騒音が聞こえるかを記録してきました。
その結果、住居の周りの交通騒音が5デシベルあがると、被験者のウェストサイズが0.21cm増えることが分かりました。
同じ交通騒音により、ウェストとヒップの比率も0.16上がりました。
また、道路、線路、飛行機の騒音の中で、3つの騒音全てにさらされながら生活した人は、このうち1つの騒音にさらされながら生活した人よりも、ウェストのサイズが大きくなる確率が25%高くなりました。
なぜ騒音が体重増加に関係しているのか原因は分かっていません。しかし、雑音によって引き起こされるストレス反応によってコルチゾールと呼ばれるホルモンが増えるせいではないかと考えられています。コルチゾールには、お腹周りの脂肪生成を増加させる働きがあります。
騒音による寝不足も体重増加を引き起こしているかもしれません。睡眠時間が少ない人はカロリーの燃焼が少なく、起きている間に健康的な食べ物を選ばない傾向があります。(チョコレートやスナック菓子を食べてしまうなど)。
お腹周りが気になる人は、静かな場所で暮らすといいのでしょうか?ちょっと試してみたい気もします。
この研究論文は2015年5月の『Occupational & Environmental Medicine』に掲載されています。
http://gothamist.com/2015/05/27/im_heavy_bc_car_alarms.php
タグ:健康
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