2015年08月22日
ふわっとする「浮遊性めまい」は、耳と脳の病気かも
ひと口に「めまい」といっても大きくわけて、ふわっと、した感じが続く「浮遊性めまい」とぐるぐる回る「回転性めまい」の、ふたつのタイプがあるといいます。今回は前者のふわっとするめまいの、原因と症状について教えていただきました。
浮遊性めまいの原因
原因を知るためには、まず重要な体の機能から知る必要があります。それが、体の位置を判断する、3つの体内センサー。
<体の位置を判断する3つの体内センサー>
1. 視覚情報:目で見て、傾いているかどうか判断
2. 耳にある三半規管からの情報:回っているかどうか、頭がどちらに傾いているかなど
3. 全身の筋肉にあるセンサー:足も角度、あるいは関節の角度など
この上記3つのバランスが崩れると、めまいとして感じるようになるのです。たとえば……
<耳の機能が悪くなる>
体や目から入ってくる情報と、耳の情報が一致しなくなります。 そうなると人は混乱を起こし、ふわふわとした感覚を感じるようになるのです。
<脳に問題がある>
筋肉や目、耳からの情報が上手く処理できませんね。これらがめまいの原因なのです。
各部位の問題の原因
<耳の原因>
中耳炎や内耳炎などの感染で機能が落ちる場合、メニエル病という原因不明のもの(三半規管の一時的な異常と言われています)、あるいは、ストレスや寝不足、疲れなどによってこのような症状が出ます。
基本的には時間とともに治りますが、感染の治療が必要だったり、三半規管の機能を戻す治療が行われます。
<脳の原因>
脳出血や脳梗塞などの脳卒中が考えられます。重症の脳卒中になると意識が失われたり、もっと重篤な症状が出ますが、軽い脳卒中の場合は、めまいが初期症状のこともあります。
たかがめまい、されどめまい。怖くないめまいと怖いめまいがありますので、症状が気になるときは、まず、耳鼻科で耳の検査をしてもらいましょう。
タグ:健康
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