2015年08月19日
ゼロカロリーの秘密 ダイエットが無意味になるって本当?
最近お店によく置かれている「カロリーゼロ」商品。ゼロカロリーだからと安心して、ダイエット中でもたくさん食べていませんか?
実はゼロカロリー食品はダイエットに無意味なもので、むしろ太りやすい体を作ってしまうのだとか。
今回はゼロカロリーとは何なのか、そしてゼロカロリー商品が及ぼす罠についてご紹介していきます。
■ゼロカロリーの正体は?
そもそも食品でカロリーがゼロな物はほぼないのだとか。
栄養表示基準では食品100グラムあたり5kcalまでの範囲ならノンカロリーやゼロカロリーなどの表現をしても可能なんです。そのため、ゼロカロリーやノンカロリーでも知らず知らずのうちにカロリー摂取をしていることも。
また甘さを出すために使われる人口甘味料がネックであり、ホルモンに影響を及ぼして体内に脂肪を蓄える働きを持っています。そのためゼロカロリーを食べても痩せる効果はなく、むしろ太りやすくなることも少なくありません。
■なぜ太りやすい体質になる?
普通、砂糖などの糖分を取ると、血糖値が上がってインスリンがすい臓から分泌され、血液から余分なブドウ糖を除いて一定の数値に保とうと働きます。
しかし処理しきれず代謝に限界を感じたら、次にインスリンは脂肪細胞に働きかけます。すると、あまったブドウ糖は脂肪へ変化して体脂肪として脂肪細胞にため込むように働き、中性脂肪を作り出すように。
それは人口甘味料も同じでインスリンを分泌させ、血糖値を上げて代謝し、処理しきれなくなったら残りの糖質を脂肪に変えるため太りやすくなります。
「ゼロカロリーだから、いっぱい食べても大丈夫」と安心し、頻繁にゼロカロリー商品を摂取するため、インスリンの分泌をさらに促し、どんどん脂肪をためていってしまい、気がついたらリバウンドしていたなんてことが。
「ゼロだから」といって頻繁に食べるのは避けましょう。
■味覚を鈍化させる?
また人口甘味料は「味覚を鈍化させる」影響を持っています。
人工甘味料は、実際はかなり薄めて使われるので、普通の砂糖とほとんど同じくらいの甘さに感じますが、甘みの強いものも中にはあります。
普段から甘みが強いものを摂取すると、舌が慣れてしまい、普通の味覚を感じにくくなることに。
さらに甘いものを摂り続けると舌が「もっと食べたい」と感じていくのだとか。そしてすい臓や胃も甘みを感知してグレリンという成長ホルモンを分泌し、一層食欲が増していくのだそうです。
■依存性がある?
普段から人口甘味料を摂ると、舌と内臓が甘みに慣れ、食欲を増進させる影響があることを先ほど述べましたが、実は脳にも影響を及ぼします。
甘いものを食べ続けると脳が「もっと食べたい」と強い信号を送るようになるんです。
強い欲求に負け、一時的に甘いものを食べたとしても、時間が経てば、また甘いものが欲しくなる…という悪循環が生まれ、体の中では糖質を脂肪に変え続けるようです。
■病気の原因に
甘いものを食べ続けると病気なるというイメージが強いと思いますが、それは人口甘味料だって同じこと。
メタボリック症候群や糖尿病だけでなく脳卒中や心筋梗塞にかかるリスクもあります。
人口甘味料だけでなく砂糖も普段の生活で控えるように心がけましょう。
今回はゼロカロリーに潜む恐ろしさについてご紹介しました。
甘い話には裏があります。「ゼロカロリーだから大丈夫」という認識から「ゼロカロリーだけど甘いものだから」と注意する生活を心がけましょう。
タグ:ダイエット
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