2015年07月23日
非行に走る子が増える? 「親のえこひいき」が子どもに与える重大な悪影響
子どもたちにはそれぞれの個性があり、それぞれが可愛らしい魅力を持つものですね。
でも、自分に複数の子どもがいる場合、「なぜかこの子とはウマが合う」「言うことをよく聞くいい子だから、つい肩を持っちゃう」という場合がないでしょうか?
親子でも、人間同士の相性というものは確かにあるもの。でも、いくら子どものうちの1人と相性がよくても、親がその子だけひいきしてしまうと、後で大変なことになるかも……!?
海外のニュースサイト『abc News』の記事を参考に、その理由を検証してみましょう!
■子どもの非行率がアップする!?
親だって人間ですから、完璧な人などいません。
ときには、子どもたちがケンカして、妹が悪いのに姉に向かって「お姉ちゃんでしょ、妹に優しくしなさい」と叱ったり、またテストで悪い点数を取った弟に「お兄ちゃんを見習いなさい」と怒ったり、なんてことがあるかもしれませんね。
でも、子どもたちの中で親のお気に入りがいて、その子とだけ特別に時間を過ごしたり、褒めたり、多くおやつをあげたり、玩具を買ってあげたりというあからさまな“えこひいき”をしていると、残りの子どもたちは深く傷つきます。
2014年に発表された米国の研究によると、家族の中で親の“お気に入り”でなかった子は、通常より2倍もドラッグやタバコ、アルコールに手を出す確率が高くなるそうです!
親に構ってもらえなかった分、子どもたちはどこか別のところに逃げ道を求めるのでしょうか……!
■子どもは悔しさを覚えている
親として「ひいきをすべきではない。どの子も平等に」と思っていても、現実には無意識のうちに、勉強がよく出来る子を可愛がってしまったり、特に容姿や運動神経がいい子をべた褒めしたりしているかもしれませんね。
しかし、親がひいきをすることで、嫉妬から兄弟間に敵対意識が生まれ、将来的に家族内のトラブルに発展する可能性もありそうです。また、子どもたちは、幼い頃の悲しさや悔しさを成長してからもよく覚えていて、成長後、親に対する態度にそれが表れることも考えられます。
子どもたち皆を均等に愛することは難しいときがあるかもしれませんが、親としての将来的な心の平安のためにも、1人1人にいい部分を見つけ、そんな個性を愛する努力をしたいものですね。
タグ:育児
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