2015年07月21日
水虫のタイプ別治し方と対策方法
多くの方が水虫に悩まされています。足の裏や指の間にできるジュクジュクしたかゆい症状のある病気。実は水虫にも様々な種類があって、足の裏だけじゃなく体のどの部分にもなる可能性がある病気が水虫なのです。今回は、水虫の種類や治し方、対策についてまとめたいと思います。
【水虫の種類とその原因】
■水虫の種類や特徴
まず大きく分けると2種類。体にできる水虫と爪にできる水虫があります。体にできる水虫は様々な種類があります。足にできる水虫は医学的に足白癬と呼ばれていて、白癬菌が足の裏に感染して寄生し、水虫となります。一般的な水虫と呼ばれている病気の多くが、足水虫です。
趾間型水虫という水虫は、ジュクジュクしたりかゆみや腫れがあるタイプです。足の指の間にできる水虫で、最も患者数が多いと言われています。やや粘り気のある液体を含んだ小さな水疱ができる水虫を小水疱型水虫と言います。
他にもシラクモ、ゼニタムシ、角質増殖型水虫などがあります。
■手にできる水虫
手水虫とは、医学的には手白癬と呼ばれています。白癬菌が手に感染して寄生し、水虫となります。足に比べると稀ですが、足の水虫と同じ症状が起こります。
たとえば、かゆみ、腫れ、痛み、ジュクジュクしている、ガサガサしている、水疱ができるといった症状です。足の水虫を手でずっと触っていたりしたら、手水虫になる可能性が高いですね。
■爪にできる水虫
爪水虫とは医学的には爪白癬と呼ばれています。白癬菌が爪と皮膚の間に感染することで起こります。日本人は10人に1人がかかっているとも言われる。よくある病気です。寄生した白癬菌は爪の奥の皮膚の更に奥へと浸食し、爪の機能そのものさえをダメにしてしまいます。
見た目の症状があり、黄色や黒色などへと変色していきます。また、足の水虫のようなかゆみや痛みといった症状はなく、多くの場合爪がぼろぼろになったような状態が、一番重度な症状です。
【タイプ別水虫の治療方法と予防の方法とは?】
■ジュクジュクタイプの水虫に使う治療薬
ジュクジュクした水虫は乾燥を嫌うため、常に清潔にして乾燥させておくことが最も早く治す方法です。治療薬はスプレータイプや、パウダータイプの治療薬を活用します。
また、予防法としては「乾燥させておく」にこしたことはありません。足の指などは普段、靴下や靴におおわれていて、湿度の高い環境にいる状態です。湿った環境は白癬菌が繁殖しやすく水虫になりやうすい状態ですから、清潔にして乾燥させておくことが一番の予防法です。
■よく使う治療薬や成分など
乾燥しているタイプも、ジュクジュクしているタイプも、使う治療薬の成分や薬の形状はほぼ同じです。クリームや軟膏などの塗り薬もあれば、液体タイプもあります。液体の治療薬は皮膚の深い部分にまで浸透するので、徹底的に治したい場合に用います。
爪水虫などの中々治りにくい、皮膚の奥まで入り込んでしまうタイプの水虫の多くに液体タイプの治療薬を活用します。主に、抗菌消毒成分や麻酔成分、かゆみを紛らわせるためのメンソールなどが入っています。
麻酔成分も、水虫の症状であるかゆみを止めるための成分です。かゆみのある足水虫や手水虫に用いることが多いでしょう。
■どんな水虫でも毎日洗うことが大切!
水虫を早く治す、または予防するにはまず「毎日洗うこと」が大切です。爪に負担をかけないように、しっかり洗って清潔な状態にしておきましょう。また、靴は同じものばかりを履くのではなく、しっかり天日干しをして靴の状態も悪くならないようにしましょう。
靴の中にはたくさんの雑菌が繁殖していますが、普段私たちが歩いている場所にも雑菌がうようよ。バスマットやトイレマット、キッチンマット。カーペットやお布団など。水虫が繁殖しそうな環境は徹底的にカットしましょう!
私たちは水虫になってかかったら、「恥ずかしい」「気持ち悪い」「おやじみたい」なんて体裁ばかり気にしますが、そんなうじうじしている暇があるのなら、早めに治して予防をすべきです!
水虫の種類はまだまだあります。医学的にも完全には解明されていません。体の到るところにできる可能性がある水虫は、高齢の方となると「老化のせいでこうなっているのだろう」と、水虫の症状に気付かない方もいらっしゃいます。
家族間でも注意し合って、「それって水虫じゃないの?」と指摘してあげてください。また、治療方法も教えてあげると良いですよ
タグ:健康
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