2015年07月15日
「疲労臭」があるってホント? その原因と対策
身体のニオイ……アナタは大丈夫?
加齢臭という言葉はずいぶんメジャーになりましたが、「疲労臭」という言葉を聞いたことがありますか? 疲れてくると身体のニオイが変わって、いつもよりクサくなる症状です。
例えば夕方の満員電車に乗ると、同じように混んでいても朝の車内とは違ったニオイがする……ような気がしませんか?
今回は意外と知られていない「疲労臭」についてお話ししましょう。
そもそも、身体のニオイはなぜ発生するの?
身体のニオイ=汗のニオイと思う方が多いかもしれませんが、実は、汗はあまりニオイがありません。岩盤浴やサウナなどで汗をいっぱいかいても、すごく臭くなるわけではありませんよね。
では、汗をかいた後の衣服をしばらく放置しておくと、どうでしょうか。なんとも言えないイヤ〜なニオイが漂ってきますよね。
これは、身体についている雑菌が汗を栄養にして繁殖し、ニオイのもとを作り出すためです。
この、雑菌の種類が人によって、あるいは同じ人でも汗をかく箇所によって異なるため、ニオイがそれぞれ変わってくるわけです。つまり、汗に繁殖した雑菌のニオイが身体のニオイの主な要因になります。
最大のポイントは“汗”の成分
では、疲れてくるとどうしていつもよりクサくなるのでしょうか。
その秘密は、やはり汗にあります。
元気なときと疲れたときでは、雑菌の栄養になる汗の成分が変わってくるのです。
また、ニオイの構成因子である皮脂なども、疲労の度合いによって成分が変化します。これらの要素が合わさって「疲労臭」をつくるといわれています。
もちろん個人差はありますが、疲労臭はアンモニア臭のようなニオイといわれています。
疲労臭の改善方法
自分のニオイが気になる人は、
・しっかり食事をとり、睡眠時間を確保して規則正しい生活をする
・汗を身体に残さず、血流をよくするため湯船につかる
・アルコールを控えめにする
・ストレスをためない
・疲労回復に効果的なレモンなどに含まれるクエン酸や、シジミに多いオルニチンという成分を摂る
などを試してみるといいかもしれません。
なるべく身体にストレスを与えない、規則正しい生活を心がけましょう。
タグ:健康
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