2015年07月06日
骨盤のゆがみは、体にどんな悪影響をもたらすの?
「骨盤」って、いったい何?
骨盤は、ひとつの骨の名称ではなく、仙骨(せんこつ)、寛骨(かんこつ)、尾骨(びこつ)といった3つの骨の総称。これら3つの骨は、骨盤まわりある筋肉と靱帯によって支えられ、腸や子宮、卵巣、膀胱などの内臓や生殖器を守っており、さらに姿勢を保持したり、上半身と下半身をつなぐといった役割も担っています。
骨盤が正常な状態にあるとき、つまり、骨盤がゆがんでいないときは、ハートの形をしていますが、ゆがむと、このハートの形がズレることになります。ゆがんだ骨盤の形は、四角になっていたり、ねじれたりと変形しているのが特徴です。
“骨盤がゆがむ”とは、どんな状態を言うの?
腸骨と仙骨とをつないでいる関節を、仙腸関節と言います。この仙腸関節は圧力に弱く、持続的に、あるいは突然に強い力が加えられると、その部分がゆがんだり、開いてしまうことがあるのです。
つまり、骨同士のつなぎ目になっている筋肉や靱帯がゆるんでしまい、骨がずれたり開いたりし続けてしまうのですが、これを“骨盤のゆがみ”、と言います。
骨盤がゆがむ理由・3
[1]いつも同じ側の脚で脚組みをしている
[2]いつも同じ手でカバンをもっている
[3]いつも同じ方向を向いて寝ている
このように、体の左右どちらかいっぽうだけ使っていると、片側の骨盤にばかり圧力がかかってしまい、それ原因となってゆがむ可能性があります。その他、座る姿勢が悪かったり、腰周囲に負担のかかることを行ったりしてもゆがむ可能性が……。妊婦さんや産婦さんも骨盤がゆがむことになります。
骨盤がゆがむと、どうなるの?
骨盤は体の中心を支えている骨のために、その骨盤がゆがんでしまうと、体全体にもその影響が伝わり、全身のゆがみへと発展。そして、内臓や生殖器なども圧迫されて、体調にも下記のような影響が出てきます。
・肩こり
・腰痛
・神経痛
・関節痛
・睡眠障害
・自律神経失調症
・更年期障害
・頭痛
・めまい
・生理痛
・不妊
・冷え性
・むくみ
・下半身太り
・便秘
・O脚、X脚
・ネコ背
…など。
このように骨盤を正常に保つことは、健康を維持する上でも、とっても大切なのです。
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