2015年06月29日
疲れやすいひとは「酸欠状態」かも。呼吸法を変える方法
私たちが普段何気なく行っている「呼吸」という行為。呼吸で取り込まれたたくさんの酸素は、全身に約60兆個ある細胞を活性化させて新陳代謝を高めるはたらきがあります。
アスリートがケガの治療や疲労回復に用いる酸素カプセルは、高濃度の酸素を吸引して短時間で高い効果を得ることができます。
口呼吸だけでは、酸素不足に 「真呼吸ストレッチ」を提案するカイロプラクター・清水真さんによると、身体に不調を感じている人のほとんどが、姿勢の歪みやストレスなどによって正しい呼吸ができていないのだとか。
「口呼吸」や「浅い呼吸」は、脳や全身に十分な酸素を届けられず、「酸欠状態」に。寝ても疲れが抜けない、白髪や抜け毛が増えた、シミやシワがなかなか治らない......。そんな身体の自己再生機能の低下のサインは、酸素不足によるものかもしれません。
胸が縮こまりがちなデスクワークでは、肺の奥まで酸素を吸い込めていないことが多いそう。さらに「口呼吸」は、取り込んだ酸素の約90%を脳へ届ける鼻呼吸に比べて、たったの40%しか酸素を届けることができないのだとか。なんとももったいない話です。
酸素不足は集中力を低下させ、仕事の能率もダウンさせます。そんなときは効率的に脳へ酸素を届ける鼻呼吸をすると頭がクリアに。花粉症による鼻詰まり解消にもおすすめです。清水さんの著書『たった3分で弱ったカラダが復活する真呼吸ストレッチ』(神宮館)にはその方法がありました。
1.左耳の後ろの窪みに左手の人差し指を押しあてる
2.もう片方の手で右側の小鼻を押さえる
3.鼻で吸いながらあごを上げていき、鼻で履きながらあごを元に戻す
4.もう片方の鼻も同様に行う
(『たった3分で弱ったカラダが復活する真呼吸ストレッチ』P32より引用)
いつでもどこでも無料でできるのが呼吸法のいいところ。これまで無意識に行っていた呼吸が不調改善のためのツールに大変身します。元気のない「酸欠状態」を抜け出して、疲れ知らずの身体で活動的に過ごしたいですね。
タグ:健康
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