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コンブの裏表の見分け方は?

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コンブは日本では身近な食材です。だしを取ったり、とろろコンブをうどんに入れたり、おやつとしておしゃぶりコンブにもなっています。そんなコンブですが、裏表があるということを知っていましたか? コンブの雑学をご紹介しましょう。


■葉脈のようなものがへこんでいれば表

コンブは海中で育ちます。植物と同じように、日光がよく当たる方が表になります。しかし普段見かける乾燥コンブでは、裏表がよくわかりませんよね。

木の葉と同じように考えれば説明がつきます。コンブの中央に、「中央帯」と呼ばれる帯状のスジがありますが、これが木の葉で言う葉脈に当たります。この中央帯がへこんでいる方が表、出っ張っている方が裏になります。

■コンブが「めでたい」のはなぜ?

コンブはおめでたい席でよく用いられます。お正月料理には欠かせないですよね。古くからコンブは縁起物としても重宝されてきました。

海藻類は昔、「め(布)」と表現されており、今でもワカメなどの名称が残っています。コンブは蝦夷(今の北海道)でとれるため、「えびすめ(夷布)」とも呼ばれていたそうです。この名称と七福神の恵比須を掛けて、福を授かる意味として捉えられるようになりました。

コンブという名称から「喜ぶ」や「子生」に掛けて、婚礼関係でもよく使われています。縁起をかついでいるわけですね。

■コンブの栄養

コンブにはうまみ成分のグルタミン酸が含まれていることが有名です。その他にもたくさんの栄養が含まれています。

ヨウ素の含有量が食品中でトップレベルのため、基礎代謝を高め、子供の身体や知能の発育を促進させてくれます。同時に、コンブのぬるぬるしたものは食物繊維のアルギン酸とフコイダンで、ごぼうの5倍、さつまいもの8倍もの食物繊維が含まれています。

カルシウムも多く含まれています。

そしてさらに、様々な栄養が含まれているのに、カロリーが低いのが特長です。一食分3gあたり、5kcal程度しか含まれていません。普段の食生活に積極的に取り入れて、健康をサポートしてくれる優秀な食材だと言えるでしょう。

コンブの良いところがわかり、あらためてコンブを見直したのではないでしょうか。一度は裏表も見てみてください。よりコンブを身近に感じるかもしれませんよ。





タグ:食材

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