2018年07月02日
どうして「うなぎを食べる=精力がつく」なの?
昔からうなぎを食べると精力がつくといわれてきました。なんとなく栄養がありそうではありますが、どのような理由でそのようにいわれているのでしょうか。
50代男性からの相談:「うなぎを食べると精力がつくのはなぜですか?」
『 昔からうなぎを食べると精が付くといわれておりますが、うなぎ精力との因果関係を教えて頂ければと思います。
私はうなぎが大好きなのですが、年に一度くらいしか食べておりません。うなぎはたんぱく質が豊富な魚であると聞いた気がしますが、精力がつくこととどのような関係があるのでしょうか? また食べる頻度やその栄養価を下げない食べ方などがあるのかを知りたいです。
現在は海外からの輸入うなぎもかなり出回っておりますが国産品と海外からの輸入品では何か差があるのかも知りたいです。 』
うなぎを食べるとなぜ精力がつくといわれているの?
うなぎを食べると精力がつくという理由について専門家にお聞きしました。
『 うなぎで精力がつくというのは栄養価の面でですが、うなぎで精力がつくと言われ始めたのが江戸時代と言われています。その時代はうなぎが栄養価がとくに高いもので「精がつく」と言われていたのでしょう。(看護師) 』
『 医学的には、精力が付く事ということはありません。ただし、内容物で体や精子を作り出す成分がある事はあります。(医師) 』
『 ウナギには、ビタミンA・ビタミンB1・2・ビタミンE・亜鉛・EPA・DHAなどが含まれています。特に精子に影響するのが亜鉛です。ウナギを食べるとビタミン剤を一気に摂取する事が出来るので、重宝されてました。(医師) 』
『 医学的・栄養学的には精力が付くとは言わずに体が健康になる体力が付くといいます。疲労回復やビタミン摂取によるものだと考えます。(医師) 』
『 精力は、年齢や生活習慣により変わります。特に夏は暑いと体力の消耗が激しいために食事の中で一番栄養価が高いウナギが選ばれたと思います。現代はビタミン剤が豊富にありますのでそれを使用したほうが安く着き効き目も速いです。(医師) 』
『 現在はタンパク質だけでなく亜鉛など栄養バランスの方が重要であることが常識となっているので、特別うなぎで精がつくというものではありません。そのため年に何回食べればいいとか栄養価がどうという問題でもありません。栄養のバランスを考えた食事を心がけましょう。(看護師) 』
『 国産と輸入の違いと言う事ですが、例えば中国産との違いは国産は身が薄くあっさり味で、中国はふわっとして身が厚く脂がよくのっているそうです。ですが個体差もあるようですべてがこうであるという訳ではない様です。(看護師) 』
うなぎはかつて栄養状態が芳しくなかった時代の名残で、今でも食べると精力がつくといわれているようです。しかし、栄養豊富であることは変わりません。バランスのいい食生活の中にうなぎを取り入れてみてもいいかもしれません。
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