2015年02月15日
正しい作法のみそ汁飲み方
日本の伝統食”みそ汁”。自炊をするときだけではなく、外食をするときにも、「和食にはみそ汁」というのが定番ですよね。それなのに、みそ汁を飲むときの作法を気にしたことがないという方は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回は、美しさ二割増しの”みそ汁を飲むときの美作法”をご紹介していきたいと思います。
■1:蓋を開ける
蓋がついた椀物は、料理に手をつける前にすべて開けるのがマナーです。基本的に、ご飯は左、みそ汁は右に配膳されます。
左にあるものは、左手で蓋を開けて左側に置き、右にあるものは、右手で蓋を開けて右側に置きましょう。
このとき、蓋同士を重ねて置かないようにしてください。
■2:両手で持ち上げる
みそ汁のお椀を片手で持ち上げるのは、マナー違反です。必ず両手で持ち上げましょう。
胸のあたりまでお椀を持ち上げたら、左手を底に添えます。右手は、お椀の横に軽く添えてください。汁を飲むときは、そのまま口元まで運ぶと美しく見えます。
■3:箸は右手で取る
箸でみそ汁の具を食べるときは、左手の人差し指〜小指までをお椀の底に添え、親指を横に添えて片手で持ちます。そして、右手の甲を上にした状態で箸を取り、お椀の底に添えた左手で一度箸を受けてから、右手でしっかり持ち直して使用しましょう。
■4:箸先を相手に向けない
箸先を相手に向けるのは、失礼な行為です。箸先は、みそ汁のお椀の中に入れたまま汁を飲むと良いでしょう。
■5:蓋は最初と同じ状態に戻す
よく、「椀物の蓋を裏返しにして閉じるのが食事終了の合図」という方もいますが、これは、蓋の絵柄を傷つける恐れがあるため、NGマナーです。
蓋は、最初に出されたときと同じ状態に戻しましょう。
また、あさりやしじみといった貝類のみそ汁の場合、貝殻を蓋に乗せるのもNGです。貝殻は、みそ汁のお椀の中に入れたままにしましょう。
いかがでしたか? みそ汁を美しく飲むことができる女性は、それだけで育ちが良く見えますよね。日常的に口にすることが多いものだからこそ、正しいマナーを身に付けたいものです。
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