2014年11月06日
「カロリーゼロ」が肥満の原因と改めて判明
巷にあふれるカロリーゼロ商品。ドリンクやガム、お菓子など、様々な商品で目にする機会がありますよね。
しかし今さらながら、そんなカロリーゼロアイテムのマイナスポイントが見つかったことで、話題となっています。
そのマイナスポイントとは一体……?
■人工甘味料により肥満・糖尿病リスク増
カロリーゼロと謳われた商品には大概の場合、人工甘味料が使われています。ゼロだけでなく、ノンカロリーと呼ばれるものも同様で、”100ml(g)あたり5kcal未満””糖分100g(ml)あたり0.5g未満”という条件を満たしていれば、晴れてカロリーゼロやノンカロリーといった表記が可能となるのです。
2014年9月17日にイスラエルの研究チームが、英科学誌『ネイチャー』の電子版に発表した内容によれば、人工甘味料サッカリン等には腸内細菌のバランスを乱し、血糖値が下がり難い状態をつくる原因になり得るとのこと。それにより糖尿病だけでなく、肥満の原因にもなると伝えています。
また、実際に人工甘味料を日常的に使っている人の方が使用していない人に比べ、体重も重く血糖値も高いことが判明したのだとか。
それ以前にも、2011年9月『HealthDay』に掲載されたアメリカでの研究結果によれば、“人工甘味料を使用した飲料を摂取することで、腎機能低下のリスクが増大することが判明した”と報じられています。
このように、現代病を引き起こす原因をつくることも、人工甘味料が危惧され始めているひとつの理由となっているようです。
■人工甘味料のメリット・デメリット
しかし、人工甘味料を用いることで、通常砂糖を使用するよりも摂取カロリーが抑えられていることは事実です。体重を減らすことを考えると、消費カロリーを増やすか摂取カロリーを減らすか、いずれかの方法しかありませんので、運動をしない人にとっては摂取カロリーを減らすことがダイエット成功への近道となるのです。
また、何であっても極端に摂りすぎると、逆に身体に悪影響を及ぼすこともありますので、一概に人工甘味料が悪とも言い切れません。
毎日摂るものは、積み重なって将来のカラダをつくるもの。自分自身が食べたものが後々影響してきますので、自分の判断でチョイスしながら選びましょう。
例えば、人工甘味料や砂糖の代わりに、天然の甘味を有する生ハチミツやアガペシロップ、メイプルシロップを用いるなど、いろいろと工夫してみて下さいね。
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