2014年10月30日
剃っても濃くならない?髪の毛や髭などの体毛を剃っても濃くはならない理由
髭や胸毛、眉毛など、「剃るともっと濃くなるよ!」という警告のために、体毛を剃りたくても剃らなかった方はいませんか?実は、別に剃っても濃くなんてならないのです。今回は、意外と勘違いしがちな「剃ると濃くなる」という噂が嘘である理由について解説したいと思います。
■ 「剃ると濃くなる」が嘘である理由
◎ 実は80年前から分かっていた!
親や周りの大人から「剃ったら濃くなる」と教えられてきましたが、実はこの噂が嘘であると証明されたのは、そんな大人たちが生まれるずっと前の80年前。なんと1928年に行われた医学的な調査で、「頭を剃ることは髪の成長とは何の関係もない」ということが明らかにされていたのです。頭に生えている毛は実はすでに死んでいる毛で、頭皮の内部にある毛根こそが生きた部分です。なので、髪を剃るという行為は、ただ死んだ部分を取り除いているだけなのです。
■ なぜ剃った後は濃く見えるのか?
◎ 切った断面が太いから
普通、頭に生えている毛髪は先が細くなっているものです。しかし、剃り上げた直後の髪の毛は、先端が断面そのままで、相対的に見れば切る前よりも太くなっています。そのため、見た目には濃くなったように見えるのかもしれません。
◎ 外気に触れず濃い色を保っているから
実は、普段から外気にさらされている髪の毛は、太陽光や化学物質による影響で脱色してしまっています。しかし、剃ったばかりの髪の毛の断面はそれまで内部に隠れていたので、脱色作用を受けておらず、剃る前よりも濃い色を保っているのです。そのせいで、見た目には少し濃く見えるかもしれません。
いくら毛髪が寂しくても、「剃ったら濃くなる」なんて噂は信じないようにしましょう。余計に寂しくなるだけです。
【健康 美容 ダイエットの最新記事】
この記事へのコメント