2014年10月21日
寝具の色で睡眠の時間が変わる?
突然ですが、最近よく眠れていますか? 日々の睡眠不足が溜まると、疲れが取れにくい、頭の回転が遅くなる、抜け毛、シミ、皺が増える。新陳代謝が悪くなり痩せにくい、イライラ、ネガティブな事ばかり考える……と、日々の仕事や美容にも悪影響を及ぼしてしまいます。
しかし、本人はその不調が睡眠不足とは気づかずに、思わず高級な化粧品や栄養ドリンクを買ったり、マッサージに行ったりと必要以上のお金を使ってしまうことも。そんな無駄なスパイラルに陥ってしまう前に“睡眠”をちょっぴり見なおしてみましょう。
“睡眠”している間に
ご存じの方も多いと思いますが、睡眠は“ただ休んでいるだけ”ではありません。この間に、さまざまな細胞が活発に働きます。その代表である成長ホルモンは疲労回復や肌の再生を促し、また一方で脳を休めることで記憶の整理を行い、起床後の頭をスッキリさせるよう準備を行っているのです。これらの準備が十分に行われなければ、翌日の体調が優れなくなってしまうという結果に。
私たちは思わず、「あ〜、もう寝なくちゃ……」と睡眠をネガティブに考えがちですが、今日からは「明日の為に、ぐっすり眠るぞ!」とワクワクした気持ちでベッドに入る事から始めましょう。
寝室はスッキリと!
そこで大切なのは寝室の環境。寝室に読みかけの本や脱ぎっぱなしの服が散乱している、家具がごちゃごちゃ、なんて事はありませんか? 物が散乱していると日中の活動の場所と変わらず、体がリラックスできないので、安眠への道も遠くなります。まずは、いらない物は捨てて、片付けるべき物は定位置へ。スッキリとした寝室を作りましょう。
また光も人間に大きな影響をおよぼします。眠るときは極力暗くして。音が気になる方は遮光遮音のカーテンをひくなど、睡眠時間と空間を確保できるよう努力する事が大切です。ベッドを窓の近くに置いている方は、なるべく遠くなるよう模様替えをオススメします。朝日がのぼる時間は季節によって異なるので、その光を直接当たる場所で寝ていると季節ごとに目覚めのリズムが乱されてしまう恐れも。太陽の差し込む光で起きる……なんて理想的ですが、勤務時間の決まっている方は引退後の楽しみに取っておいた方が良さそうです。
寝具の色で睡眠時間が変わる!?
寝室をスッキリ片付けた後、一度見回してみてください。あなたは何色の寝具を使っていますか? その部屋は何色のトーンでまとめられていますか? 実は色によって睡眠の長さが影響されるというデータがあるんです。
ある有名ホテルチェーンが、2000件の家を対象に内装や寝具の色など、寝室に使われている色と住人の生活週間を調査したところ、色によって睡眠の長さが異なることが分かったそうです。
その結果がコチラ。
第一位:青色 7時間52分
第二位:黄色 7時間40分
第三位:緑色 7時間36分
第四位:銀色 7時間33分
第五位:オレンジ色 7時間28分
第六位:赤色 6時間58分
第七位:金色 6時間43分
第八位:灰色 6時間12分
第九位:茶色 6時間5分
第十位:紫色 5時間56分
なんと青色と紫色では2時間の差が! カラーセラピーの専門家によると、紫色は「創造性や無意識の思考を刺激する」色なのだそう。気持ちを落ち着かせるのとは逆の効果が出てしまったようです。
黄色が続いて2位とは意外……。(この研究の科学的根拠はまだなく、検証データのみだそう。)
明け方何だか目が覚めてしまうなんて方は、心理的にリラックスさせてくれる青色を取り込んでみるといいかも。彼がお泊りに来たときに、「なぜかこの部屋だとよく眠れるんだよな。」なんて言ってくれたら心の中でガッツポーズ。「えぇ、そうなの? どうしてだろうね」とニコっと可愛くほほえみましょう。
睡眠時間をを6時間で考えた場合、最初の3時間はいわゆるノンレム睡眠が多い時間。脳も体も休み、最も疲れを取っている時間帯。後半の3時間はレム睡眠が多くなり、夢を見るなど記憶の整理を行って、起床後の頭をスッキリさせる為の睡眠に移行します。
このどちらの睡眠もしっかりと取るためには、まずは、“眠る”為の環境を整えて、翌日にいきいきと過ごせるようワクワクした気持ちで寝室に入りましょう。
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