2014年09月04日
みんな誤解してる「勘違い睡眠前習慣」
「しっかり寝たつもりなのに、疲れがとれない……」「日中だるくなってしまう」など、皆さんは、心当たりはありませんか? 実はこれ、間違った睡眠が原因かもしれません。
そこで今回は、疲れがとれない間違いだらけの睡眠習慣をご紹介します。
■1:眠る直前にお風呂に入る
「お風呂から上がってすぐに布団へ入らないと、湯冷めしてしまう」と言われ、小さい頃に祖父母や両親に注意された方も多いのでは?
ある調査で、”寝る3時間前にお風呂に入るグループ”と、”寝る直前にお風呂に入るグループ”に分かれ、それぞれの脳波を調べる実験を行ったところ、早めにお風呂へ入ったグループは、深い睡眠状態だったのに対し、寝る直前にお風呂へ入ったグループは、浅く熟睡できていないことが明らかになりました。
実は、眠りと深く関係しているのが体温なのです。入浴後上がった体温は、入浴後の3時間、リラックスタイムでゆるやかに下がり、熟睡できる環境へ整えてくれるのです。そのため、寝る直前にお風呂に入ると体温が下がっていないので、深い熟睡は得られないと考えられています。
■2:眠くないのに布団に入る
「まだ目が冴えているけれど、翌日も仕事だし早く寝なきゃ!」そう思って布団に入ったものの、眠れずに羊を数えてみる……なんて経験ありませんか? 羊を数えたり、寝なくてはいけないと焦ることが逆効果となり、余計眠れなくなってしまうなんてことも……。
眠れないときは無理して布団に入らず、リラックスできる音楽をかけたり、テレビを観たりして、自然と眠くなるのを待ちましょう。
■3:ホットミルクを飲む
眠れない夜の定番といえば、甘く染みこむホットミルクですよね。しかし、このホットミルクも実は効果はない様子。
牛乳に含まれるトリプトファンが、入眠効果を持つメラトニンに合成されるまでは、かなりの時間を要し、寝つくまでにはとても間に合わないのです。さらに、コップ1杯のホットミルクでは、トリプトファンの量が不十分とされています。
もちろん、体の深部温度を上げるには効果がありますが、牛乳が苦手な人は無理にホットミルクを飲まずに、安眠できるコツを自分なりにあみ出しましょう。
眠れない夜、ついついやってしまう習慣があったのではないでしょうか? ぐっすりと良質な睡眠で日々の疲れをとり、気持ちよく朝を迎えたいですね。
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