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前触れなく突然やってくる「ぎっくり腰」の対処法

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ぎっくり腰は突然やってきます。自宅ならまだしも、外出先や仕事場、路上で何の前触れもなく……。そんな時のために備えはしてありますか?

今回は、中央労働災害防止協会がまとめた資料を参考に、ぎっくり腰になってしまったときの対処法をケース別にまとめてお伝えします。とくに普段から仕事で重たい荷物を持つ人や、育児、子育て中の人はリスクが高いので、念入りにチェックしてください。

■1:家の中や会社でぎっくり腰になったら?

ぎっくり腰になった場所が、家や会社など安心できる場所であったら、次の2点を心掛けましょう。

・エビのように体を曲げて横向きに寝る

・あおむけになる場合は、ひざの下に枕や毛布を入れる

ぎっくり腰は最初の激痛をやり過ごしさえすれば、痛みが落ち着く場合がほとんどだといいます。ソファーなど柔らかい場所に横になると余計に痛みがひどくなるので、畳の上など硬い場所で寝てください。

■2:路上や屋外でぎっくり腰になったら?

次は路上や屋外でぎっくり腰になったケースを考えます。可能であればベンチや公園の芝生などに横たわり、■1で紹介したのと同じ体勢を意識してください。

ただ、現実問題として女性が寝られる場所など路上にはないと思うので、その場合は次の方法を試してみてください。

・腰を軽く曲げた状態で、立ったままお尻から壁に寄り掛かる

・ゆっくりとしゃがみ、腰を壁にあてながらうずくまる

とくに前者の“立ったままお尻から壁に寄り掛かる“方法であれば、女性でも試せるのではないでしょうか? 人通りを避け、寄り掛かれる場所を探して、じっと痛みをやり過ごしてください。

■3:最初の痛みが治まり、少し動けるようになったら……

最初の山を越えた後で少し動けるようになったら、誰かに助けを求めるなり、スマホで近くの整形外科や接骨院を探して徒歩で目指すなり、行動を起こしてください。近くの医療機関を目指して歩く場合は、以下の点にご注意ください。

・カニのように横歩きする

・おなかに力を入れて、少し前かがみになって前進する

こうすることで多少は楽になるといいます。一方で、痛みが引かず身動きが取れない場合は、迷わず救急車を呼んでください。

「ぎっくり腰で救急車を呼んでいいの?」と不安になるかもしれませんが、東京消防庁のホームページを見る限り、痛みがひどく自力で医療機関に行けない場合は救急車を利用するべきだといっています。自力歩行が困難な場合は、救急車も使えると頭に入れておいてください。

以上、ぎっくり腰になったときの対処法をご紹介しましたが、いかがでしたか? ぎっくり腰だけでなく、“ぎっくり背中”という似たようなトラブルもあるので、普段から腰や背中に負担の少ない動作を心掛けてください。

万が一なってしまったときは、上述の方法で最初の痛みをやり過ごし、その後はカニ歩きなどで整形外科や接骨院を目指してください。





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