暮らし雑感

活性酸素とは「活発な酸素」という意味で、これには、釘が錆びてしまうほどの強い酸化作用があります。


空気中の酸素の２％に含まれており、その主な役割は殺菌で、例えば、ウイルスが体内に入ってくると、体は活性酸素でやっつけます。
このように、活性酸素は少量であれば、悪い菌を退治してくる強い味方ですが、その量が通常よりも増えてしまうと、体の細胞を酸化させてしまいます。



体が酸化すると、シミやしわなどの老化、ガンや動脈硬化、糖尿病、アトピー性皮膚炎など様々な病気の原因となります。



このため、活性酸素を増やさないように注意する必要があります。活性酸素が増える原因の一つ目はストレスです。



体はストレスを感じると、これに対抗してストレス緩和作用のある「副腎皮質ホルモン」という物質を分泌しますが、同時に、活性酸素が作られます。このため、ストレスが溜まると活性酸素が増えてしまうのです。



二つ目は喫煙です。タバコにはニコチンやタールなどの有害物質が大量に含まれており、これが体内に入ると、やっつけようとして活性酸素が大量に発生します。



また、ニコチンのような有害物質には、ビタミンＣを減少させる作用がありますが、ビタミンＣには、酸化を防ぐ抗酸化作用があるため、これが減少すると体の抗酸化作用が弱まって、さらに酸化が進んでいきます。



そして、タバコ自体には、発ガン性などの有害があるため、喫煙はしないのが一番です。



三つ目は塩素です。水道水には菌を殺菌するため塩素を使うよう国の法律で定められておりますが、使用量の上限は定めておりません。



そのため、場所によって含まれている塩素の量はまちまちで、かなり多くの塩素が入っているところもあります。



塩素が体内に入ると、体は有害物質だと判断するため、活性酸素が大量に増えます。



この活性酸素を意識して減らさないと、体の酸化はどんどん進んでいくのです。



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