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体脂肪と体脂肪率

肥満の程度を測る基準には、体重と体脂肪率があります。ダイエットには体重だけでなく、体脂肪率にも注意を払って、バランスのとれた体を作ることが大切です。


体脂肪とは体の中に蓄えられた脂肪のことです。これは、余ったエネルギーをいざというときのために使えるよう、脂肪に変えて蓄えて置くものです。



人は生きていくためには、ある程度の体脂肪は必要です。それは、ただ単にエネルギーとしてだけではなく、体を保温したり、内臓を正しい位置に保って守ったりするなど、身体のために必要な色んな働きをしてくれるのです。



しかし、それも程度の問題で、余りにも溜めすぎてしまうと、生活習慣病の元となりますし、不足し過ぎると、病気になりやすくなったりします。



特に、女性の場合は体脂肪率が17%以下になると、月経機能が維持されなくなる危険があります。



体脂肪率は、体内で体脂肪が占める割合をいいます。市販されている体脂肪計で簡単に計測することが出来ます。



ダイエットの際、体重ばかりを気にしてると、体重は落ちたが、それは、骨や筋肉が痩せただけで、体脂肪率は高いままという、いわゆる「隠れ肥満」になる可能性があります。



逆に、体重はあるが、実は筋肉質のため体脂肪率は低く、ダイエットをする必要すらなかったなんてこともあります。



適正体脂肪率の目安としては、女性は20〜24.9%、男性は15〜19.9%となっておりますが、これは、20代の男女の目安で、体脂肪率は、加齢に伴って上昇する傾向があります。


体脂肪の働き






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