2020年05月29日
ポケモンの歴史C
サン・ムーン(ウルトラも含む)世代(アローラ地方)
表紙を飾っているのは伝説のポケモンである、コスモッグ〜コスミウムから進化した、ソルガレオとルナアーラ。
まぼろしのポケモンはマーシャード、マギアナ、カプ・テテフ、カプ・ブルル、カプ・レヒレ。
ウルトラビーストはウツロイド、マッシブーン、フェローチェ、デンジュモク、カミツルギ、テッカグヤ、アクジキング、ネクロズマ、アゴーヨン(ベベノム)、ズガドーン、ツンデツンデ。
…多い。
今作の特異点は、伝説のポケモンが進化するとウルトラスペースにおけるビーストの存在と、ジムトレーナーの廃止、Z技といったところだろうか。
まずウルトラビーストとは、異次元(もしくは平行世界)に存在するとされるポケモンのことである。ルビサファで登場したデオキシスと、リメイク版で平行世界を示唆させるヒガナの発言から、理論上、存在してもおかしくない存在である。
ウルトラビーストとして特徴的なのは、デザインが無機質めいた見た目をした異質な存在である点であろう。ウツロイドはリーリエを、フェローチェはルザミーネ、デンジュモクはグズマを彷彿とさせる見た目が気になるが、往来のポケモンは世代ごとにデザインが微妙に異なっているが、ここまで外見がポケモンらしくない点が引っかかる。
今作のポケモンは歴代の中でも異彩を放つストーリー内容である。
まずジムトレーナーの廃止の代わりに、しまキングとしまクイーンの登場。役割的には往来のジム戦と違いないが、四天王のボスがククイ博士だったりするなど異色であり、一週目クリアのあと、チャンピオンになった主人公にハウなどが挑んでくる点も特徴。
ポケモン図鑑の方もロトムが憑依した姿で登場し、アニメ同様、喋ってくる。
ナリヤ・オーキドというオオキド博士の弟が登場し、ナッシー同様アローラの姿であると話題になった。アローラ固有のポケモンはベトベトンやロコンなど様々におり、現実世界のネコやイヌのように環境に適した姿になることを、ダーヴィンの進化論のように表現したように思われる。
また、どういった経緯か不明だがBWで四天王であったギーマが賭けに負けたのか、すっかぴんになった姿で登場。なぜか浴衣姿であるが、一部の人から顔色が悪くなっていることからシャブ抜きに来ただの散々な言われようである。
しまキャプテンであるカキは、ジム恒例のクイズや仕掛けなどを出すが、カキの場合、なぜか間違い探しのクイズにやまおとこが加わったりなど、かなりのシュールさを見せた。
本作の悪の組織はスカル団ではなく、エーテル財団である。作品発売前、すでに勘付いて人が多かっただろうが、発売側はそのことを想定済みだったのか、エーテル財団のトップであるルザミーネは、初の女性ボスキャラ&ブラック度が高い。
まずルザミーネは、お気に入りのポケモンを氷漬けにして保存するなどの行動を行い、ウルトラビーストのいるウルトラスペースに行き、ウツロイドに乗っ取られた彼女の言動は度し難いものである。
リーリエとグラジオの実母はルザミーネなのであるが、昔からああいった性格などではなく、夫がウルトラスペースで行方不明になった際に、おかしくなったことが明らかになっている。ウルトラムーン・サーンでは、夫(ほぼ確定。記憶がないだけ)と出会い、ある程度丸くなっている。
クリア後にウツロイド以外のビーストが登場するのだが、その際エーテル財団は歴代の悪の組織に乗っ取られることになる。出てくるのはロケット団〜フレア団。要は全ての悪の組織が出てくる大サービスである。
なお、完全な余談だが、ポケモンセンターで販売されたリーリエのドラムバッグは爆速で売れた挙句、完売。その多くが転売ヤーの手に渡っていた。許さぬ。
ソード・シールド世代(ガラル地方)
通称、剣盾。
パッケージはザシアンと、ゼマゼンタ。伝説のポケモンはムゲンダイナ、ウーラオス(ダクマ)、バドレックス。
剣盾は新要素としてキョダイマックスの投入と、広大なフィールドを持つワールドエリアの存在がことのほか目立つ。初回限定盤のゲームのチケットにはアニメ声優と同じ声を出すニャースが配信されている。
その他にイヌヌワンことワンパチや、ヨクバリス、ホップの『さすがだぞ!○○○をばっちり理解してるんだな!』がTwitter上で話題になっている。
ストーリーをはじめて数時間もかからずに到着するワイルドエリアでカレー職人になったり、レイドバトルに熱中し過ぎるあまりストーリー内容が進まなかった人がいると思われる。
ポケモン史上はじめてのオートセーブ機能と、追加要素であるコンテンツが導入され、これまで過去作のポケモン全てが引っ張ってこれたが、一部のポケモンしか連れてこられなくなったなど、色々と話題になっている。
また、主人公の自宅にはニンテンドースイッチがあるのだが、コントローラーの色を変えたものを装着すると、その色に応じてゲーム内のコントローラーの色が変わるという細かすぎる小ネタがある。
また、ライバルに関しても特殊で、ホップはチャンピオンの弟、そうしてクリア前にジムトレーナーになったビートである。
ホップは熱血漢といった感じの好い性格をした少年であるが、対してビートは捻くれ系のライバルである。ビートの推薦者であるローズからポケモンを借りて遺跡を破壊したビートだが、ローズ本人に叱責され見捨てられる事態になる。
このまま闇墜ちエンドを迎えるのかと思いきや、ポプラの謎ピンク判定に合格し、フェアリータイプのジムリーダーとして、(無理矢理)連れ去られてしまうのであった。
ビートが再登場するのは、ストーリー終盤。
完全に横やりと乱入する形での登場であったが、出会った当初ハイライトのなかった目は明るくキラキラしたものとなっている。ナニコレ、ピンクの呪い?洗脳?とか言ってはいけない。
ビートとしては正式な手順を踏まずに乱入した理由としては、ポプラから逃げるためであったが、観客からは好印象で結局フェアリージムに居つくことになった。
クリア後、盾剣アホ兄弟の騒動中、ビートの元に行くと更に成長した姿が見られる。
ジム戦やチャンピオンで必ずといった頻度で出くわすのが、ボールガイ。
話し掛けると、オシャレボールやレアボールを貰える親切な人物であるが、語尾に「ボル」をつけるなど、どうぶつの森の黄色いウサギ並みの怪しさが留まるところを知らない存在である。その素性は謎に包まれており、背中にチャックがないかどうか確認したいところだが、着ぐるみ?は頭部だけであり、得体の知れない存在。まさにポケモン界のフナッシーである。
殿堂入り後、丸いものならなんでもくれるのか、普通の紅白のモンスターボールから願いの塊、ガンテツボール、きんのたまを貰うことができる。きんのたまを二回連続で貰った経験があるのだが、本当に良いんですかね? え? でかいきんのたま迄くれるんっスか、ありがてえ。
その他に、『顔面600族』、『お前ならサブマスに勝てる』と言われている、垂れ目と釣り目の黄金比を体現したキバナの存在が、特出した人気を誇っている。キバナ目的のためだけにポケモンをプレイする人もいるだけではなく、Twitterなどで何度も話題となり、ネットニュースなどで特集が作られるほどである。
キバナはダンテがいなければガルラ地方でチャンピオンになっているほど実力の高いトレーナーで、主に使用するポケモンはドラゴンタイプと思いきや、本質は天候パである。日照りや砂嵐があるため、氷タイプではなく、フェアリーで攻めるのが定石かと思いきや、フェアリータイプの弱点である、鋼/ドラゴンの複合タイプがいるため、炎と地面タイプは必須である。
趣味は自撮りで、ポケモンバトルで敗北しながらもスマホロトムで自撮りする姿はよく思っていない人間がある程度いる模様。だが、キバナ本人としては「目的と手段が逆になっていないか」と自覚しながらも、自撮りの本来の目的はSNS映えではなく、敗北した悔しさを忘れないためのものである。
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