2020年05月10日
ロマサガ3のレオニード2
ロマサガ3の内容について大まかに語ってきたが、本題であるレオニードについて語っていこうと思う。
レオニードの能力はかなり尖った能力を持っており、吸血鬼であるアンデットであることも手伝って回復技を使用することができない。しかし、相手が明らかに血の通っていないゆきだるまだろうが「吸血」なる技を使用すれば、ガツガツ血液を啜って仲間のHPを奪う形で回復する。
吸血鬼なのに煌々と太陽が照る砂漠だろうが問題なく移動できるが、なぜか炎には弱い。アンデットにも弱い。
HPが低く、戦闘で死亡した場合復活できないが、LP(死亡した仲間に攻撃があたれば減っていくパロメーターであり、カウントがゼロになれば事実上死亡し、パーティに加えることが出来ない)、元々その数値が0なので決して死亡することがなく、戦闘終了後、自動的に復活する。
四魔貴族すら魅了することが可能であり、スタン以外の状態異常が無効。
技のひらめき特性が小剣と剣であるが、本領発揮できるのは弓(死の弓をリスクなしで使用できる)であるが、器用さが低い。
ヤミーを倒した後、即戦力として使用できるが、全体的に成長のパロメーターが低い。
……などが挙げられ、個人的にロマサガ3の中で一番癖のあるキャラクターなのではないかと思われる。ツヴァイクトーナメントとヤミー撃退後、仲間にできるが使いやすさならば、明らかに、エレン・ボストン・ようせいの方が良いため、強さは魅力的であるもののパーティに参加させない人は多いかもしれない。
ちなみに聖杯を主人公が所持した状態であるならば酒場でパーティから外し、城で話し掛ければ何度でも仲間に入れることはできるが、レオニード本人に聖杯を所持させた状態でパーティから外すと二度と仲間になることはない。恐らく、これはレオニードの「聖杯の所持者には従う」という考えからきているものと思われる。
なお、故意でなければあり得ないミスであろうが、持ち物が一杯の状態だとヤミーを倒した後であっても、聖杯を受け取ることが出来ず、レオニードを仲間にすることが出来なかったりする。
レオニードの過去は不明だが、元は人間であったことが判明している。人間自体は赤髪ではなく黒髪であり、どことなくベルばらに出てもおかしくない見た目。しかし人間だった頃の記憶は、長い時間過ごした所為かほとんど覚えていないのだとか。
年齢は魔王と聖王のことを知っているだけではなく、面識があることから最低でも六百歳ほどと推測される。魔王はともかくロマサガ3内で聖王と面識があるのは、ゆきだるまと巨竜ドーラいった長寿の存在のみ。ちなみに巨竜ドーラの息子であるグゥエインは、ビューネイのことを快く思っていないらしく、共闘が可能。戦闘内容は結構、胸熱だったりする。
その他に、聖王三傑であるフェルディナントはモニカとミカエルの祖先であるが、フェルディナント(あるいはミカエル)とは遠い親戚関係である。そのため、モニカと初対面時、マスカレイドの使い手である「ヒルダよりも美しい」といった発言内容に裏付けが取れる。ちなみにフェルディナントは男性であり、ヒルダを妻として迎え入れている。
またロマサガ3の魅力は、洞窟寺院跡の深部でミイラの状態になった亡骸たちの前で「死の祈り」を捧げると出現する謎のボス・闇の聖母ガラテラの抱いている赤子(闇の赤子・ピグマリオン)に魔王説が囁かされている。ガラテラの抱いている赤子は「宿命の子」であるらしいが、魔王説は恐らくソレを後押ししているものだと推察できる。
公的な設定としては、作製陣からは「宿命の子の設定は特に定まっておらず」、宿命の子にしろ、魔王であったにしろ、考察の域は出ないので要注意。
ナジュ砂漠にある神王のイベントでは、マクシムスを倒すため上層部に昇る過程で、仲間が落とし穴に落ち、最終的にボス戦では最初主人公一人が戦うことになりつつも、ターン経過毎に途中脱落した仲間が集まっていく演出も熱い。
ギドラント町長の姦計に嵌められ、無事に脱出できた際の憮然とした「私が町長です」発言にいらっとするものの、リマスター版では殴ることができる。だが、怒りの拳から逃げられる。その上、度し難いのはスマフォ版では、ガチャで出て来る点であろう。正直な話、仲間にしたくないのですが……。
本作は町から町へ移動する際、平面移動が行われているがラスボスである破壊するものを倒した際、往来の地球と同じく球体のものに変化していく演出を見ることができる。ボストンのいた果ての島には滝のようなものが見えており、恐らく、亀やら巨人やらが円盤である地球を支えていた地球平面説が使われているものだと思われる。
また、舞台化もされており、ロマサガシリーズは相当なファンが多いことが窺える。舞台化、第三回目の「“SaGa THE STAGE 〜約束のマルディアス〜”」は2020年11月に上演が予定されている。
コロナウイルスの影響が収束していけば、予定通り11月に30周年記念を祝って催されるだろう。
世界的パンデミックのコロナが収束することを願って…。
舞台の公式HPはこちらから http://sagastage.jp/mardias/
東京公演は、2020年11月12日(木)〜16日(月) サンシャイン劇場
大阪公演は、2020年11月20日(金)〜23日(月・祝) サンケイホールブリーゼ
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