2021年08月19日
リトルナイトメア2 3
リトルナイトメア最大の謎といえば、やはりラストでシックスによる裏切り……。
これにはいくつかの所説があり、
・モノ=ノッポ男だと知り反射的に手を離してしまった
・大切にしていたオルゴールを壊したから
・はじめから助けるつもりはなかった
・シックス自身が異常な飢餓を自覚してモノを食べまいと放した
・モノ自ら手を離した
など、様々なものがある。
「モノ=ノッポ男だと知り反射的に手を離してしまった」だが、お互いが手を握っているところをよく見ると、シックスは片腕を差し出しているのに対してモノは両腕で握っており、普通に考えるならば、振りほどこうとしても振りほどけないように思える。
第二の「大切なオルゴールを壊したから」では、最初シックスに出会った時、自身を慰める為か確かにオルゴールを奏でていたものの、モノから逃げる時放り出したことから、そこまで大事にしているような様子はあまり見受けられないように感じられる……が、しかし、ラストバトル編で巨大化したシックスは明らかにオルゴールを守っていた。しかも、正体がシックス説のあるレディは、あのオルゴールを鼻歌として歌っている。
「初めから助けるつもりはなかった」だが、これまでモノが別の場所へ飛び移る際、シックスは手を差し伸べて二人助け合って来たのだが、ラストにおいてはこれまで通り、『シックスが手を伸ばしてモノが飛び移る』ではなく、『モノが飛び移りシックスが腕を伸ばした』といった風に順序が逆になっている。その真逆さは、モノがシックスに出会った時との対比にもなっており、しかも彼女だけが逃げだすといったはじめのパートをどこか彷彿とさせるものとなっている。
(二人の出会い)
(ラスト)
シックスの異常は飢餓だが、ストーリー中、モノの全てのシャドーと帽子をゲットすると真エンディングを迎えることが出来るのだが、モノと別れて一切振り返ることなく出口に向かいTVから移転して、腹の虫の音が鳴るラストで締めくくられている。
もしもシックスが異常な飢餓感の犠牲にしまいと手を離したのなら、どこか納得のいく結末となるのだが、釈然としないというか、どこかパンチにかけているような感じがあり、説得力が弱いように感じる。しかもシックスの飢えはこの状態では、軽いものであり、蹲り身体の動きが鈍くなり理性を失うほど強烈なものではないように見受けられた。
そして最後の可能性である「モノ自ら手を離した」であるが、モノは取り残された世界において一人でずっと椅子に座り続けるというバットエンディングを迎えている。通常プレイでは確認できないが、巨大化したモノの椅子の後ろ辺りに手紙らしきものがあり、1の序盤で見かける首吊り男(モノ)はシックスを助けたのは良いものの、何らかの後悔の念にかられて、2では執拗に彼女を狙っていたかもしれない。
……一番の問題は、普通にしていれば二人とも助かっていたはずのラストにおいてモノが手を離したかについての話になるのだが、もしかしたらシックスを助けるためなどではなく、彼女に食われることを予感して咄嗟的に逃げたかもしれない。
こちらも通常プレイでは確認できないが、モノの手を取ったシックスの眼には、これまでなかった赤い目となっている。
なお、ファンの考察ではリトルナイトメアシリーズは三部作構成となっており、物語そのものが完結しておらず、不完全と看做す考えもある。
リトルナイトメア3が販売されるのか不明だが、公式そのものが「どう解釈しようと自由」と看做している為、明確な答えも無く、そうして外れもない。
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