2021年08月18日
ケルヌンノス(FGO)
ケルヌンノスとは幾多のユーザーにコンテニューをやり直せた最高難易度の、バーサーカークラスの強敵である。
もふっもふとした外見から、モリゾーオルタやトトロなどの綽名を頂戴している。
戦闘中、呪いによるHP削減はかなりキツイもの、FGO内において一番攻略数するのが難しかったが、根っこのところは善神なので許してくれヌンノス。
【内容】
ケルヌンノスはモルガンが武装兵器を構える大穴にて、地の底で眠っていた存在。
本来はケルト神話の豊穣の神であるが、FGO内においては一人の巫女(どうぶつ)をつれて、遊び惚けた始まりの六人の妖精に反省を促していた存在である。
星の内海で本来作られるはずであった神造兵器であるエクスカリバーの製造を、始まりの六人の妖精たちは「ただ遊びたい理由により」、作られることはなかったが、これが汎人類史と異聞帯との非常に大きな際になっている。
異聞帯における妖精たちが遊び惚けて怠けることがなければ、文明を破壊するゼファールに太刀打ちできたといい、始まりの妖精たちが外に出たとき、目の前に広がる光景は虚空の海だったという。
本来、始まりの妖精の住処は『罪なきものこそ通れるが良い』と刻まれた先ににある、楽園である。
たった一つの仕事をさぼることによって罪をかぶり、元の世界に戻れなくなった妖精たちに救世主の如く現れたのがケルヌンノスと、その巫女である。
ケルヌンノスと巫女はひたすらに妖精たちに対して反省するよう促すが、気分と気紛れで生きている妖精たちにとっては、煩わしい言葉でしかなかった。
そこで妖精たちが起こした行動というものは、
崇めたて祀るといいながら、実際に行われた行為は裏切り以外の何物でもなかった。
アルトリアはケルヌンノスに「罰を設けるならその期間が必要だった」と述べながらも、異聞帯における妖精たちは善悪の区別なく流行りに乗り易く、非常に制御し難いものであったように思われるので、無理なんじゃないかと思う。
その一例として、たとえば妖精が人を保護した場合、飼っていると解釈して流行りと思い、飼育することに一切の疑問を持たない。
一人の妖精が人間を殺せば、他の妖精たちは「楽しいことだ」と認識して惨殺することに躊躇いはないのである。非常に享楽的で気分のまま行動する気紛れな体質を有したものが、妖精といっても過言ではないだろう。
正直なところアヴァロンルフェにおいて、善良といえる妖精は数える程度の数しかなく、良い妖精ほど死にやすい。
それはモルガン(トネリコ)を庇って育てていた雨の氏族が、最初の六人の妖精が神造兵器を作らなかった潜在的な罪の意識により、滅ぼされてしまったことも妖精の悪辣さを補強している。
最終章で魂のない状態で復活したケルヌンノスであるが、それは中編で「けるぬんのす けるぬんのす」と呟き大穴の中へ落下していったヴァ―バンシーが、神核に入ることにより復活したものだと思われる。
何せ考察の仕方によっては、六人の妖精を叱っていた巫女とヴァーバンシー彼女の在り方に共通点があるからである。
バラバラという意味で。
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