2021年01月14日
伝説のポケモン及び幻のポケモン C
・ディアルガ
全体的に青く、時間を司るポケモン。ダイヤモンド・パールにおいて、ポケモンとヒトの関係はどういったものなのか、ミオのはくぶつかんで説明されるなど、本格的な設定は入ったシリーズのでんせつのポケモン。
ディアルガが生まれた瞬間に時間が生まれ、心臓を動かせば時間が進むなど、かなり高位にいるポケモンだと察知できる。『時間』を主軸にしているためか、セレビィ以上のときわたりが可能であり、四倍弱点の存在しない非常に強力なポケモンである。
・パルキア
ぱるぱる!
その特徴的な見た目から似つかわしくない、ゲーム内でかわいらしい発言をするほかに映画ではサトシに「パルキアのバカヤロー!(とばっちり)」を受ける、ある意味で不遇のポケモンである。
くうかんポケモンであるだけに、すべての複合タイプを制覇したといっても過言ではない、みず・ドラゴンタイプである。対抗するにはフェアリータイプしかない……のは、言い過ぎかもしれないが、タイプ相性的に非常に優秀である……のだが、初期から入手可能なアシレーヌなど環境変化に伴い様々な逆風を受けている模様。
余談だが対人バトル上で「あくうせつだん(パルキアの専用技)」が度々拝見されるのだが、この意味はポケバトルにおいて、敗北の濃厚が強くなった対戦相手に対する警告のようなものである。現在では不正と看做されたポケバトにおいてはデメリット(あるい一定の時間ネットバトルが出来ない)など、対戦環境においてはある程度の改善が見慣れた。
・ギラティナ
ある意味、裏ボス的な立ち位置を担うドラゴン・ゴーストポケモン。ディアルガ・パルキアの例に洩れずフォルムチェンジが可能。外見は大ムカデと思わしき姿をしている。
ギラティアは破れた(敗れた?)世界に追放され、一種の異空間においてその場に居座っている模様。プラチナ版においてはギラティナのいる『やぶれたせかい』にシンオウ地方のトップに君臨するシロナと共に対面することが出来るのだが、その『やぶれたせかい』のマップは縦横上下といった方面で出鱈目な傾向を見せる。
本作では、「このアカギがががががが」との声で、ダイパのボスがディアルガ・パルキアを捕らえつつ目論見をたくらむつもりが、すべておじゃんにした。
映画版とあわせ、三竜の中で一番かわいい。
・ユクシー アグノム エムリット
ユクシー、知恵の神。防御型。黄。
アグノム、意思の神。攻撃型。青。
エムリット、感情の神。バランス型。ピンク。
どこぞの神話伝説のように、人間にとって必要な知恵・意思・感情のそれぞれを司った入家系ポケモン。スイクンよろしく、エムリットは特別な扱いなのか、固有のイベントがある。
ユクシー、アグノム、エムリットのそれぞれを傷つけた対象には、各々が司る罰が待っており、いくら愛らしい見た目とは言えども容易に手を出すことは敵わない。具体的な内容を述べるなら、知恵をなくし、意思を失い、感情を喪失するといったものになっている。三匹のポケモンに手を出さなくとも、一匹のポケモンに罰を下されようものなら廃人コースまっしぐらである。何故、感情・意思・知恵を失うかと言われれば、三つの神は人間に三つの恩恵を授けた、という設定が為されているからである。
・シェイミ
一見、ハリネズミのような外見をしたくさポケモン。グラシデアのはなを所持していれば、フォルムチェンジで小鹿のような外見になり飛躍的にスピードが上昇する。
ギラティナとの映画版では、噺家である特徴的な声を持つ山崎バニラがシェイミの声優を担当することになった。個人的には、ポケモン映画では恒例なのだが声優経験がないにも関わらずアニメ吹き替えをするにおいて若干の不安要素があったのだが、元が噺家であるだけに違和感のない演技になっているように散見された。一人称がミーだの、でしゅでの本当に気にならないレベル。
なお、グラシデアのはなは過去作においてシェイミ所持者を配慮してか、条件さえ揃えばフォルムチェンジすることが可能である。
・マナフィ(フィオネ)
マナフィによく似たポケモンとしてフィオネの存在が挙げられるが、似て異なる存在である。マナフィが存在する限りフィオネは産廃と呼ばれるような凄まじい能力差があり、実際映画版においても、あのカイオーガを足にするなど海域全体を支配する、正しく等しく海の王子様。
初代からみずポケモン(特に単体)が優秀であるように、あめふらしの特性やあまごいのわざを使用すれば、状態異常にならないなどの能力を持ち、みずタイプ弱点であるくさではなく、雨降り使用時にはかみなりを覚えたポケモンを使用するのが常套手段。みずポケ前に草タイプを出してはいけない。常識だよね。
・レジギガス
レジシリーズの親玉的存在。ギガスの名に恥じぬよう巨大な体躯を持っているノーマルタイプのポケモン。とくせいはスロースタートでラピュタのロボットを彷彿とさせるような外見に加え、特技はタイプ一致の に ぎ り つ ぶ す。
デイダラボッチよろしく大地を引きずり縄で縛り付けたなど、設定的に神話の要素がある。
レジギガスの主な出番は殿堂入り後に現れる新マップのキッサキのしんでんであるが、特性のスロースタートが手伝ってか、ケッキングよろしく動くときにしか動かないポケモンである。
レジワロス・レジキタクだの何かとネタにされている不遇のポケモンであるが、レジ派生シリーズが増加した剣盾においてはレジ系のトップとして強力なポケモンとして君臨している。
いや、君臨ではなくねむる・まもるの待望の技を修得しつつも、覚醒した。
・ヒードラン
ほのお・はがねという優秀なタイプで、じめんにこそ弱いが確かな実力を持ちつつも、図鑑説明では、火山内の壁や床を這いずっていたことから、ゴキブロスと呼ばれる可哀そうなポケモンである。
なお、ゴキブロスの所以は図鑑説明がしょぼいだけではなく、他の伝説や準伝のポケモンが、「一匹のポケモンが創造神として振舞い」、「嵐や旱魃などの天候を司り」、「時間や空間を支配し」、「人間に意思や感情を持たせる中」、ただ一匹として火口内を徘徊していたという事実に相違ならないからである。マジ哀れ。
・クレセリア
みかづきポケモン。その名が示す通り、満月だのそういうのだの関係なく、三日月をモチーフとしたポケモンであり、エスパー単体屈指の耐久力を持つポケモンである。仮にクレセリアと対人バトルで対面した場合、一撃必殺であるギロチンやれいどなどでみがわりのわざを使用される前に対処した方がいい。いやホントマジで、ミロカロス並だもの。難攻不落の鉄壁さには殺意を覚えるレベル。
なお、ダークライとは対のような関係になっており、クレセリア自体は吉夢の象徴ともいえる存在。BW2においても出現しており、ポケモンシリーズ恒例のホラースポットに関係を持っている。
・ダークライ
映画の主役を張った、誤解されがちなポケモン。映画版の内容においては義理堅い一面を見せ、忠誠心が高い模様。
クレセリアとは対を成す存在であり、神月の夜に活動を開始する。ダイパのゲーム版の特別イベントにおいては、ミオの宿初施設においてプレイヤーにとって初対面にあるにも関わらず、「お待ちしておりました」などと、なかはしようこうと関連付けられるゲンガー並に考察班が喜びそうなセリフをNPCから言われている。
ダイパの主人公であるヒカリとカラー的な意味合いで似たような箇所が散見されるものの、意味深な要素を残しつつも、公式から何の明言もなされていない。
クレセリア同様BW2でも出番があり、ストレンジャーハウスはようかんのもりの次ぐホラースポットとして明確な地位を確立している。
個人的にポケモンのホラースポットで一番怖いのは、ルビサファリメイクの沈没船と社畜めいた社訓、まるでぬいぐるみを孫のようにかわいがる老人の方なんですけどね。生々しいんですよ。
・アルセウス
あらゆるポケモンの創造神であり、専用道具さえあればノーマルからタイプを変更することが可能なポケモン。すべてのポケモンの遺伝子をもつミュウと設定的矛盾が度々指摘されるが、全能のアルセウスが生んだポケモンであるとするなら何ら不思議はないように思われる。
ポケモン界の神といえる存在であり、アルセウスにタメを張れるポケモンは(種族値的に)ミュウツーしかいないといわれるほど。
アルセウスのはじまりの話としては
「初めにあったのは混沌のうねりだけだった。全てが混ざり合い中心にタマゴが現れた。零れ落ちたタマゴより、最初の者が生まれ出た。最初の者は二つの分身を創った。時間が回り始めた(ディアルガ)。空間が広がり始めた(パルキア)。更に自分の身体から三つの命を生み出した(ユクシー・アグノム・エムリット)。物というものが生まれた(ポケモンかヒト)。三つの命が祈ると心というものが生まれた(ポケモンかヒト)。世界が創り出されたので最初のもの(アルセウス)は眠りについた」
など、特にシンオウ地方の伝説・幻のポケモンに密接した関係を持つと思われるポケモンである。ちなみにポケモンの設定においてポケモンと人は同等の存在であり、結婚など珍しくなかった。
殊に専用戦闘BGMは厳かなというより怖い雰囲気のあるものであり、伝説であることを含んでも普通のポケモンではないことは確かであろう。BGMには太鼓の音が鳴り響いているが、白痴の夢のアザトース……?
「黙れ小僧!」で有名な美輪さんが担当声優を担っていることもあり、その神々しさは留まることを辞めない。なお美輪さんは「私はとうもろこし╱ピカチュウの生まれ変わりです」など映画発表においてはお茶目っぷりを発揮していた。
伝説のポケモン及び幻のポケモン D
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