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2014年05月03日

封印作品スペル星人「遊星より愛をこめて」

あの宮崎勤もファンだったというウルトラセブンの第12話「遊星より愛をこめて」は封印作品としてあまりに有名だ。

ストーリーはスペリウム爆弾の実験に失敗したスペル星人が放射能で汚染された自分たちの血を地球人の血

と入れ替えて生き残ろうと考えたことに始まる。スペル星人の一人はサタケと名乗り地球人に化けて潜入する。

サタケはスペリウム金属で作った時計をばらまき地球人の血液を採取する。サナエ(桜井浩子)が手に入れた時計を幼い弟が

身に着けたところ白血病に似た症状を起こす。さなえの友人がウ
ルトラ警備隊のアンヌ(ひし美ゆりこ)であったところからウルトラ警備隊が捜査に乗り出す。

スペル星人の外観は真っ白で能面のような表情をしていて体の一部にケロイド状のあざがあるのだが目立つほど

ではない。なぜこの作品が差別になるのか理解できない。事実放映当時は特に抗議などなかったようだ。

少年雑誌の付録カードにスペル星人をヒバクせいじんと紹介していたことが原水爆反対運動の標的になったようだ。

作品をちゃんと見ればわかるが原爆被害者を差別するような表現はないしむしろ平和の滔々さを訴える内容

となっている。



実相寺昭雄監督のメッセージは正しく伝わらず幻の作品として永久封印となってしまった。


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posted by ハヤテ at 16:33| 特撮

2012年04月26日

封印作品「ノストラダムスの大予言」

1970年代、五島勉の「ノストラダムスの大予言」が出版され、世間では一種の終末ブームともいえる

現象が起きていた。当時の中高生はもろにその影響を受け、世紀末に向かって終末待望論のような

動きすらあった。このブームに便乗して作られたのが、東宝の「ノストラダムスの大予言」である。

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ノストラダムスの研究をしている環境学者西山玄学(丹波哲郎)が、異常気象や人口爆発から地球の終わりを予感し、国民に向かって警告するという内容である。
ニューギニアの原住民が食人鬼になったり、オゾン層が破壊されて、山火事が起きたり世界各地で

異常現象が続いていく。

西山は国会にも呼ばれなんと原発の危険性についても警告しているのだ。

今から40年近く前に取り上げているのが驚きである。

未来に絶望した若者たちは、、あてもなく海に向かって死の旅に出るものも出てくる。

途中、由美かおるが海辺でダンスを踊るシーンもあって全体的に暗い作品の中で唯一の
和む場面である。
クライマックスは核戦争によって滅亡したあとに出てくるミュータントである。

この新人類の造形が原爆症を揶揄しているということで問題になり、お定まりの封印映画となって
しまったのである

それにしても何でも問題にして表現の自由を侵すのはどうかと思う。

おかげでソフト化は断念され国内未DVDである。

が、国際版はソフト化されていて海外版はVHSが見ることができる。

ひとことで言って辛気臭い映画だが、丹波さんの大演説はやはり楽しい。

この西山の役はやはり丹波さんがはまり役だ。

音楽は、富田勲。

マニアなら押さえておきたい作品である。

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posted by ハヤテ at 02:43| 特撮

2012年04月11日

フランキー堺の熱演冷戦下の最終戦争「世界大戦争」

1961年に東宝が製作した「世界大戦争」は核戦争の恐怖を描いた秀作である。

主人公のタクシー運転手(田村茂吉)は妻(乙羽信子)、長女の冴子(星由里子)、幼い次男、次女と

暮らす平凡な男だ。

しかし時に世界は同盟国側と連邦国側の間で対立があり、限定的だが核兵器を使用する事件が勃発する。

つつましくも平和な生活を送っていた田村一家にも戦争の影が忍び寄る。

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両陣営とも話し合いで最悪の事態は避けられたかに見えたが、しかし朝鮮半島でついに両陣営が激突。
最悪の事態に突入する。

「人間がぱーっと蒸発するなんてそんなバカことがあってたまるか」

激怒する田村。

この映画の見どころは国際政治の非情な現実をテーマにしながら、その視点を庶民においたこと
である。
監督の松林宗恵は戦中派であり、誰よりも戦争の無意味さを知っていた。

長女冴子は、船乗りの高野(宝田明)と婚約していたのだが、この最悪のとき、高野は航行中で

日本にはいなかった。

モールス信号で船の高野と連絡をとる冴子。高野からの返電は「コーフクダッタネ」であった。

泣き崩れれる冴子。

そのころ街は逃げ惑う庶民で大混乱であったが田村家は家族全員で最後の晩餐を過ごしていた・・

クライマックスのカタストフィーは世界中の都市が核弾頭で吹き飛ぶシーンである。

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特撮を担当したのは特撮の神様円谷英二。

円谷は建物をウエハースで作り圧縮空気で吹き飛ばし迫力ある画面になっている。

団伊倶磨のスコアも悲愴でありかつ重厚な雰囲気で質が高い。

東西冷戦の真っ只中に作られただけに緊張感が伝わる作品。

平和への願いがこめられた大作である。

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posted by ハヤテ at 01:35| 特撮

2012年04月01日

封印作品番外編「狂鬼人間」 

今日は番外編として映画ではなくテレビドラマ「怪奇大作戦 狂鬼人間」を紹介したい。

テーマは 刑法39条「心神喪失は之を罰せず」である。つまり精神障害者の犯罪について免責を与えていることにアンチテーゼを唱えているのである。
夜更けの停車場をカップルがいちゃつきながら歩いている。肩からかけているラジオからはピンキー
とキラーズの曲が流れている。二人の至福の瞬間を突然遮るものがいた。
さっきからカップルの後をつけてきた白いネグリジェを着た若い女であった。

女は唐突に刃物を取り出すと男の体に突き刺した。血まみれになって哄笑する女。

しかし女は犯行当時心神喪失の状態にあったということで無罪となる。

「そんな馬鹿な」呆然とする町田警部。

だがこの事件はまだ始まりに過ぎなかった。場所は変わって金融屋「さの」の塀をよじのぼる

裸の男がいた。男は笑いながら手に日本刀を持ち、さのを惨殺した。

連続する心神喪失者の凶悪犯罪に頭をかかえる町田警部はSRIの牧らに強力を依頼する。

そしてこの一連の犯罪の裏側に狂わせ屋がいることを突き止める。

はっきりいって危なく扱いの難しいテーマである。怪奇大作戦は子供向け番組だったのだが当時は放送コードが緩かったとはいえよく放映できたなと思う。

この24話はいろいろなところから圧力がかかり永久欠番となっている。

だが臭いものに蓋でいいのだろうか。やはり被害者となった方は犯人無罪というのは納得いかないというのが人情ではないか。

ところでこの狂鬼人間といえば裸の日本刀男に扮した大村千吉であるがわずか30秒ほどの出演でしかないのだが未だにマニアの語りぐさになっている。
谷口は東宝怪獣映画の多くに端役として出ているのだが、大村といえば狂鬼人間ということになっている。
それだけインパクトが強かったということである。

狂鬼人間は今後も永久にDVD化されることはないだろう。

たまにヤフオクなどでVHSが高値で取引されている。

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posted by ハヤテ at 01:14| 特撮

2012年03月21日

東宝初の総天然色「白夫人の妖恋」

「白蛇伝」を元ネタとした「白夫人の妖恋」は東宝が香港のショーブラザースと合作した特撮ファンタジーである。
主演は、池部良、ヒロインの白娘(パイニャン)には山口淑子で戦前は満映の看板女優であった

李香蘭である。もっとも山口は生粋の日本人であるが、五族共和を掲げる満州国の国策として

戦前は中国名を名乗っていた。

主人公の許仙は、姉夫婦の家に居候する貧しい若者であった、雨の日に美しい女性(白娘)に

傘を貸したところ、白娘は許仙にひとめぼれし結婚を申し込まれる。

許仙は自分の貧しい境遇を気にしてこの申し出を断るが、白娘は結婚費用にどこからか銀を

調達し持参金として許仙に渡す。

許仙は天にも昇る気持ちであったが、この銀は盗まれたものであった。

許仙はあらぬ疑いをかけられ鞭打ちの刑に処せられ蘇州に流されしまう。

姉夫婦は役人にワイロを渡しやっとのことで許仙は釈放されるが・・

散々な目に遭った許仙は、白娘と再会するが簡単に許すことはできなかった。

しかし、一途な白娘の愛情に心打たれ二人は夫婦となったのだが、ある日街で一人の道士が

許仙に「おまえには妖魔がついている。このままでは取り殺されるぞ」と指摘され愕然となる。

許仙の心に女房に対する疑惑がわきあがってきたのである・・

この映画は、日本初のイーストマンカラー映画であり、特撮は特撮の神様円谷英二が担当している。
洪水シーンも当時としてはかなりの迫力があると思う。

もっとも今の時代からすればカラーの色も相当劣るとがこれは仕方ない。

小悪魔的な召使に当時25歳の八千草薫が扮し作品に花を添えている。

スコアは團伊玖磨が書いていて、東洋的な旋律が印象に残る。

レーザーディスクが昔出ていたのだが国内DVD化はされていない。

発売が待たれる作品である。



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タグ:山口淑子
posted by ハヤテ at 01:34| 特撮
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