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2014年04月29日

死闘日露戦争「二百三高地」

20世紀初頭、ロシアは極東に進出。満州全土から朝鮮半島をうかがい新興の日本帝国の安全をおびやかしていた。

そのころ、ハルピン郊外で二人の日本人特務機関員がロシア軍につかまり処刑されようとしていた。横川、沖の両名で

ある。二人はポケットのロシア紙幣を赤十字に託し従容として銃殺されていった。

一方内地では明治天皇(三船敏郎)のもと御前会議が開かれていた。ロシアとの一戦を交えるか否かの重要な会議である。

戦争を極力避けたい伊藤博文(森繁久弥)と開戦を主張する輿論に抵抗していた。伊藤は参謀本部次長の児玉源太郎(丹波哲郎)に意見を聞くが

児玉はシベリア鉄道が完成する前に一戦を交えなければ勝ち目がないと力説し伊藤は自ら銃をとって戦う覚悟で開戦

を覚悟する。緊迫する情勢のなか、金沢の小学校教師小賀(あおい輝彦)は招集を受けて小隊長として出征する。同じく

豆腐屋の九市や牢屋に入っていたやくざの牛若(佐藤允)や二人の子の父親米川らも入営する。開戦以来、日本軍は

仁川、鴨緑江と快進撃を続けるが不安要素があった。

遼東半島に聳えるロシア軍の難攻不落の旅順の極東艦隊である。

ロシアとの最終決戦は北方のバルチック艦隊が極東へ廻航し極東艦隊と合流するまえに旅順の永久堡塁をたたき

陥落させておく必要があったのだ。

大本営は日清戦争で旅順を落とした休職中の乃木希典(仲代達矢)に白羽の矢を立てここに第三軍が編成される。

第三軍は決死の覚悟で白兵突撃を繰り返すがコンクリートや鉄条網で固めた要塞の機関銃の十字砲火の前に日本兵

の屍の山を積み上げるだけだった。

火力の差を痛感した日本軍は内地より要塞砲28サンチ榴弾砲を取り寄せロシア軍に総攻撃を開始するのだが。

苦戦する乃木を見かねて児玉は旅順の乃木を訪ねるのだった。

監督は「トラトラトラ」の舛田利雄、脚本は「仁義なき戦い」の笠原和夫。主題歌はさだまさしの「防人の歌」は名曲です。

今は亡き夏目雅子が小賀の婚約者に扮している。

戦争に悲惨さ、非道さを描きながら娯楽的要素も含まれた名作である。

三船、丹波、森繁、仲代と昭和を代表する名優で固めたのもよかった。もうこのような重厚な戦争映画は二度とつくれないだろう。

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posted by ハヤテ at 13:28| 戦争映画
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