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2018年04月27日

「燃えよ剣3」栗塚旭、土方歳三、近藤勇

芹沢一派を粛清した近藤土方は、着々と新選組の勢力を伸ばしていった。最初は世話役だった壬生の

伝蔵(小田部通麿)も浪士たちをバカにしたようなところもあったが,そのうち情がわいて何かと

世話をやいていた。食事から小遣いまでなにくれとなく面倒を見ていた。

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一方近藤たちも新しい隊士の募集を開始して、行商人の山崎丞(中野誠也)やそろばん係の河合喜三郎

(香月凉二)も入隊し、とん営も活気づいてきた。

新選組の入隊基準はただひとつ、武士らしく誠を貫くということだけだ。近藤たちは身分にこだわらず

その一点から隊士を募集したのだ。

山崎は島田魁(波多野進)とともに監察となった。監察とは敵の動向を探るスパイのようなものだ。

河合はそろばんの腕を買われ帳簿係となった。

また試衛館以来の同志の永倉、斉藤、原田、藤堂らは隊長として部下を統率する実戦部隊の長となった。

そして土方はこの寄せ集めの集団を強固な戦闘集団として、作り上げるための「局中法度」を作った。

その内容は士道に背くまじきこと、局を脱走することを許さず。勝手に金策すべからず、勝手に訴訟

せず、私闘はゆるさずと武士としての心構えを説いたものだ。


土方の努力もあり新選組は徐々に大きくなってきた。そんなある日山崎たち監察は、長州の不穏な動きを

つかんだ。どうも京都の四条小橋上ル真町の古道具屋の主人が怪しいという情報があった。

調べてみると主人は長州の古高俊太郎という武士であり、内通から土蔵に鉄砲や刀や槍を隠して

いたことがわかった。

新選組は古高を取り調べてみると、長州は風の強い日に京都に火を放ち、騒乱を引き起こして

どさくさにまぎれて天子様を長州へ奪取しようという陰謀を企んでいたのだ。

そのためしきりに長州浪士は旅籠などで会合を開いていた。山崎の探索で浪士の次の会合は池田屋で

開かれることがわかった。しかしタントラにも分かれて会合を開くとの情報もある。

そこで近藤たちが池田屋の担当に土方はタントラ担当へと二手に分かれた。そしてその前に応援の

会津藩を待っていたが予定より大幅に遅れるという。近藤はこのままでは浪士に逃げられると思い

新選組だけで池田屋へと向かったのだった。
posted by ハヤテ at 14:43| 時代劇
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