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2017年01月19日

「ケイン号の叛乱」米海軍ハンフリーボガードロバート・フランシスエドワード・ドミトリク

1954年のアメリカ映画「ケイン号の叛乱」はハンフリーボガードが臆病な艦長を演じた戦争映画である。

第二次大戦中の1943年プリンストン大学を卒業した若者キース(ロバート・フランシス)は恋人のクラブ歌手

メイと別れ掃海駆逐艦ケイン号に少尉候補として乗り組んだ。キースは艦長のデヴリース以下乗員たちの

だらしなさを見て早速失望する。しかし実際ケイン号を動かしていたのは副官のマリク大尉(ヴァン・ジョンソン)であっ

た。

しばらくしてデヴリースは更迭され、後任にクィーグ中佐(ハンフリー・ボガート)が着任した。

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クィーグ中佐はテキパキとしていかにも軍人らしくキースは感激する。

だが魚雷の演習中クィーグ中佐が1人の水兵を叱りつけて、指揮を忘れたため魚雷の曳航綱が切れてしま

うという事件が起きた。

そしてこの事件の事情説明のため艦はサンフランシスコに入港する。そこでクィーグ中佐はあろうことか

責任を部下になすりつけて自分は助かろうとしたのだ。このことでクィーグ中佐は一挙に信頼を失ってしまった。

さらにケイン号は直ちに機動部隊に加ってクェゼリン群島に向かったが、この上陸作戦で中佐は敵前で艦艇

を引き返す命令を下し臆病者であることがばれてしまう。

小説家志望のキーファー大尉(フレッド・マクマレイ)は中佐をパラノイアであると断定するが・・・


ボガードのパラノイア演技が際立つ秀作で、彼がイライラすると手に持ったパチンコ玉?をジャラジャラさせる

のが面白い。

あまり戦闘場面はなく後半は軍法会議でのシーンが中心になる。米軍では指揮官への叛乱は死罪となるのは

この映画で知った。また米海軍の規則では指揮官はその能力を失ったときは、下級将校がこれを解任できる

のも驚いた。日本でもおかしな男が政治家や首相や大臣をしているが、国民に解任の権利を与えてほしいものだ。

この作品はドラマとしてよくできていて構成や俳優たちの演技力も素晴らしい。無能だが虚勢を張る上司なら

サラリーマン経験者なら遭遇済みだと思う。そういった観点から見ても共感できることもあると思う。

しかし主演にあたるキース少尉を演じたロバートフランシスはこの映画のあとわずか25歳でこの世を去っている。

監督はエドワード・ドミトリク。





posted by ハヤテ at 14:55| 戦争映画
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