2012年04月07日
60年代青春スター内藤洋子「地獄変」
60年代に東宝の青春スターとして活躍した内藤洋子が主演した「地獄変」は傑作とまでは言えないが、それなりに面白い。
芥川の短編が原作で絵師良秀の芸術に対する執念をテーマとしている。
時は平安時代、傲慢な大殿(萬屋錦之介)はお気に入りの絵師良秀(仲代達矢)に極楽浄土の絵を描くことを命ずる。
しかし、頑固な良秀は「今のこの地獄のような世の中にそんな嘘は描けない」と拒絶する。
「自分は実際に見たものしか描けないからと地獄絵こそ今の世にふさわしい」と批判し大殿の怒りをかう。
この大殿も頑固者で結局良秀と対立し最悪の悲劇を招くことになる。
大殿は良秀に望みの地獄絵を描かせるため、牛車に一人の若い女を鎖でくくりつけ、火をかけようとする。
その女はなんと良秀の娘 良香(内藤洋子)であった。
大殿の行動は良秀を屈服させるためのはったりだったのだが相手が悪かった。
良秀は逆に大殿を笑い挑発するのだった。
怒り狂い、牛車に火をかける大殿、燃え盛る紅蓮の炎の中で阿鼻叫喚の良香。
しかし良秀は自分の娘が焼死しようというのに恍惚の表情を浮かべていた。
うろたえる大殿。数日後見事な地獄絵が完成していた。
満足する大殿。しかし、良秀は自殺していたのだった。
仲代も萬屋も一筋縄ではいかない人物を迫力ある演技で表現していた。
このころは邦画の役者はほんとに充実していたと思う。
内藤洋子の品のある美しさも映画の価値を高めたのは言うまでもない。
しかし海外ではDVD化されているのに、なぜ国内ではDVD化されないのだろう。
芥川の短編が原作で絵師良秀の芸術に対する執念をテーマとしている。
1969年映画パンフレット 地獄変 芥川龍之介・原作 豊田四郎・監督 中村錦之助 内藤洋子 仲代達矢 中古価格 |
時は平安時代、傲慢な大殿(萬屋錦之介)はお気に入りの絵師良秀(仲代達矢)に極楽浄土の絵を描くことを命ずる。
しかし、頑固な良秀は「今のこの地獄のような世の中にそんな嘘は描けない」と拒絶する。
「自分は実際に見たものしか描けないからと地獄絵こそ今の世にふさわしい」と批判し大殿の怒りをかう。
この大殿も頑固者で結局良秀と対立し最悪の悲劇を招くことになる。
大殿は良秀に望みの地獄絵を描かせるため、牛車に一人の若い女を鎖でくくりつけ、火をかけようとする。
その女はなんと良秀の娘 良香(内藤洋子)であった。
大殿の行動は良秀を屈服させるためのはったりだったのだが相手が悪かった。
良秀は逆に大殿を笑い挑発するのだった。
怒り狂い、牛車に火をかける大殿、燃え盛る紅蓮の炎の中で阿鼻叫喚の良香。
しかし良秀は自分の娘が焼死しようというのに恍惚の表情を浮かべていた。
うろたえる大殿。数日後見事な地獄絵が完成していた。
満足する大殿。しかし、良秀は自殺していたのだった。
仲代も萬屋も一筋縄ではいかない人物を迫力ある演技で表現していた。
このころは邦画の役者はほんとに充実していたと思う。
内藤洋子の品のある美しさも映画の価値を高めたのは言うまでもない。
しかし海外ではDVD化されているのに、なぜ国内ではDVD化されないのだろう。
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