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2016年08月28日

「チート」早川雪洲の出世作猟奇サスペンス

日本が生んだ初のハリウッドスター早川雪洲の出世作「チート」は、早川演じる悪役のヒシュルトリイの猟奇的な演技が

受けてヒットした。

ニューヨークの投資家デイックハーディー(ジャックディーン)の妻であるイーディス(ファニー・ウォード)が

派手好きで社交界に出入りして散財することに頭を痛めていた。しかしイーディスは夫の不安をよそに赤十字の寄付金

を株に投資して失敗してしまう。イーディスはかねて付き合いのあった日本人富豪のトリイ(早川雪洲)に金策を頼みイーディスに

快く小切手を振り出してくれるのだった。しかしトリイは親切心からしたことではなかった。トリイはかねてイーディスを

わが物にしようと狙っていたのである。

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またトリイには猟奇的な性癖があり、自分の所有物には神社の鳥居の形をした焼き印を押す癖があったのだ。


このころハーディーは株で大儲けしていて、イーディスがお金を貸してほしいと無心するのを聞いて1万ドルを

渡す。イーディスはこのお金を持ってトリイの邸宅へ向かい借金を返済しようとするがトリイは一蹴しそのかわりに

イーディスを自分のものにするため焼き印を押した。イーディスは必死の抵抗をして持っていた拳銃でトリイを狙撃

する。弾は急所をはずれトリイは助かるが心配してトリイ宅を訪れたハーディーは妻の罪をかぶって逮捕されて

しまう。

かくして正義はどちらにあるか裁判が始まったのだ・・・・


「チート」には日本版とビルマ版があってビルマ版字幕では雪州の役はハカアラカウとなっている。

雪州の演じた役柄が国辱的ということで1915年公開当時日本では上映されなかった。

しかしこの時代に悪役といえ国際スターとして認められていたのだからたいしたものと言える。

早川雪洲は海軍軍人になる夢に挫折して単身アメリカに渡り演劇を学びアメリカ映画界で大成功した数少ない

日本人である。雪洲のアメリカにはいない東洋的な風貌や切れ長の目や濃い眉毛が受けたのだろうか。

早川雪洲は日米をまたにかけて映画に出演しているが戦後「戦場にかける橋」の斉藤大佐役でアカデミー助演

男優賞にノミネートされた。ハリウッドのウエークオブフェームで日本人で名前が刻まれているのは、三船敏郎、

マコ岩松と早川雪洲の3人だけである。なおこの作品は著作権が切れてパブリックドメインとなっている。
タグ:国辱映画
posted by ハヤテ at 19:07| サスペンス
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