2016年08月02日
「恐怖劇場アンバランス、殺しのゲーム、仮面の墓場」岡田英次唐十郎
1973年にテレビ放映された円谷プロ製作の「恐怖劇場アンバランス」は、大人向け「怪奇大作戦」と言うべき
恐怖ドラマである。
全13回で1話完結のドラマで、オカルトとサスペンスを組み合わせた作品で実際に放送されるまで3年もの間
お蔵入りとなっていた。
当ブログでは第三話「殺しのゲーム」と第四話「仮面の墓場」に触れてみることにする。
「殺しのゲーム」は西村京太郎原作で、主人公の中年男岡田(岡田英次)がある日突然ガンであることに気づいてしまう。
看護婦からガンであることを知らされ岡田は絶望する。死の恐怖から逃れるため岡田は町をさまよい若い男女と
ゴーゴーバーへ行ったりするが死が頭に焼き付いて離れない。そんなある日岡田の前に鈴木という同年代の
男が現れる。鈴木は自分と殺人ゲームをしようというのだ。お互いに殺し合い先に相手を殺したほうが自分の
貯金を相手に与えるという。
岡田は正気とは思えない申し入れを断るが鈴木も実はがんであると告げられる。断っても断ってしつこく食い下がる
鈴木に閉口する岡田だったが、岡田は最後に鈴木から絶望するようなことを告白される・・・
第4話の「仮面の墓場」はアングラ劇団の座長犬尾が、売れもしない芝居の練習をしていたとき団員の白浜に
悪霊の役をやらせてロープで2階から飛び降りるシーンを強要する。嫌がる白浜の尻をたたいてなんとか白浜は
飛び降りに成功するが白浜は頭を打って死んでしまう。
事故が発覚して公演が中止になるのを恐れた犬尾(唐十郎)は白浜をボイラー室で荼毘にふすが、火をつけた
瞬間に白浜の絶叫が聞こえた。白浜はまだ生きていたのだ・・・
このドラマでは現実にアングラ劇団をやっていた唐が主演で唐の現実を投影したようなファンタジーのように
なっている。ラストも現実と妄想が入り乱れたような終わり方で意味が今ひとつよくわからない。この脚本は
市川森一である。
解説役に青島幸男が出ている。比較的評価が高いドラマだが私的には微妙という気がしている。
音楽は富田勲がジャズ風のテーマを書いている。タイトルバックの黒猫と途中の血濡れのロゴは怖い。
恐怖ドラマである。
全13回で1話完結のドラマで、オカルトとサスペンスを組み合わせた作品で実際に放送されるまで3年もの間
お蔵入りとなっていた。
当ブログでは第三話「殺しのゲーム」と第四話「仮面の墓場」に触れてみることにする。
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「殺しのゲーム」は西村京太郎原作で、主人公の中年男岡田(岡田英次)がある日突然ガンであることに気づいてしまう。
看護婦からガンであることを知らされ岡田は絶望する。死の恐怖から逃れるため岡田は町をさまよい若い男女と
ゴーゴーバーへ行ったりするが死が頭に焼き付いて離れない。そんなある日岡田の前に鈴木という同年代の
男が現れる。鈴木は自分と殺人ゲームをしようというのだ。お互いに殺し合い先に相手を殺したほうが自分の
貯金を相手に与えるという。
岡田は正気とは思えない申し入れを断るが鈴木も実はがんであると告げられる。断っても断ってしつこく食い下がる
鈴木に閉口する岡田だったが、岡田は最後に鈴木から絶望するようなことを告白される・・・
第4話の「仮面の墓場」はアングラ劇団の座長犬尾が、売れもしない芝居の練習をしていたとき団員の白浜に
悪霊の役をやらせてロープで2階から飛び降りるシーンを強要する。嫌がる白浜の尻をたたいてなんとか白浜は
飛び降りに成功するが白浜は頭を打って死んでしまう。
事故が発覚して公演が中止になるのを恐れた犬尾(唐十郎)は白浜をボイラー室で荼毘にふすが、火をつけた
瞬間に白浜の絶叫が聞こえた。白浜はまだ生きていたのだ・・・
このドラマでは現実にアングラ劇団をやっていた唐が主演で唐の現実を投影したようなファンタジーのように
なっている。ラストも現実と妄想が入り乱れたような終わり方で意味が今ひとつよくわからない。この脚本は
市川森一である。
解説役に青島幸男が出ている。比較的評価が高いドラマだが私的には微妙という気がしている。
音楽は富田勲がジャズ風のテーマを書いている。タイトルバックの黒猫と途中の血濡れのロゴは怖い。
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タグ:円谷英二、富田勲
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