2017年06月01日
「ヤヌスの鏡4」杉浦幸、山下真司、大沢逸美
大沼ユミが東涼子に打ち明けた計画とは、河本達之の宝石店に押し入り強奪することだった。
さすがの涼子もこの話には驚き、計画に加わるのをためらった。
だがユミは達之から秘密の隠し経路を聞き出していたので、逃げ道を確保してのユミの周到さに
感心し仲間と加わることにした。
しかし犯行当日ユミは裏切り自分は逃走したあと、警察に通報して涼子たちは捕まるのだった。
涼子は感化院に送られ、ひたすらユミに復讐することだけを考えていたのだ・・・
「ヤヌスの鏡」の魅力は誰もが持つ変身願望と、人間の二面性を鋭く追及しているところにある。
まだ新人の杉浦幸が裕美を演じるときのおぼこさと、ユミの持つ凶悪な不良少女の演技を
使い分けているのはやはり凄い。メイクや服装で同じ女性でもこんなに変わるものかと思う。
そういう意味で女は恐ろしい。
余談だが杉浦は涼子役の大沢逸美とは仲が悪かったらしい。かなり時間がたってから和解した
というが。
タッチン役の風間真悟がときどき見せるストリートダンスもなかなかうまい。
この作品の80年代は今ほどダンスが普及していなかったので新鮮だったろう。
裕美の祖母役の初井琴栄の意地悪演技もこの作品を盛り上げることになった。
しかし初井琴栄はわずか61歳で亡くなっている。
「ヤヌスの鏡」のテーマ曲の「今夜はエンジェル」を椎名恵が歌っているが、ファイヤーイインク
の原曲をうまくアレンジしていると思う。
また前田吟や中村晃子ら脇を固める役者が、よかったこともこの作品が成功した理由である。
さらに高校生役で若き日の竹内力が出ているが、今と違ってかなり痩せている。
今から見ればつっこみどころの多い作品であるが、それらの欠点を含めてに後世に残る
名作とは言えないだろうか。
もしリメイクするとしても下手な作品を作ればイメージが壊れる。
この作品は80年代の大映テレビでこそ、作れた作品だと思うのである。
さすがの涼子もこの話には驚き、計画に加わるのをためらった。
だがユミは達之から秘密の隠し経路を聞き出していたので、逃げ道を確保してのユミの周到さに
感心し仲間と加わることにした。
大映テレビ ドラマシリーズ ヤヌスの鏡 後編 [ 杉浦幸 ] 価格:18,468円 |
しかし犯行当日ユミは裏切り自分は逃走したあと、警察に通報して涼子たちは捕まるのだった。
涼子は感化院に送られ、ひたすらユミに復讐することだけを考えていたのだ・・・
「ヤヌスの鏡」の魅力は誰もが持つ変身願望と、人間の二面性を鋭く追及しているところにある。
まだ新人の杉浦幸が裕美を演じるときのおぼこさと、ユミの持つ凶悪な不良少女の演技を
使い分けているのはやはり凄い。メイクや服装で同じ女性でもこんなに変わるものかと思う。
そういう意味で女は恐ろしい。
余談だが杉浦は涼子役の大沢逸美とは仲が悪かったらしい。かなり時間がたってから和解した
というが。
タッチン役の風間真悟がときどき見せるストリートダンスもなかなかうまい。
この作品の80年代は今ほどダンスが普及していなかったので新鮮だったろう。
裕美の祖母役の初井琴栄の意地悪演技もこの作品を盛り上げることになった。
しかし初井琴栄はわずか61歳で亡くなっている。
「ヤヌスの鏡」のテーマ曲の「今夜はエンジェル」を椎名恵が歌っているが、ファイヤーイインク
の原曲をうまくアレンジしていると思う。
また前田吟や中村晃子ら脇を固める役者が、よかったこともこの作品が成功した理由である。
さらに高校生役で若き日の竹内力が出ているが、今と違ってかなり痩せている。
今から見ればつっこみどころの多い作品であるが、それらの欠点を含めてに後世に残る
名作とは言えないだろうか。
もしリメイクするとしても下手な作品を作ればイメージが壊れる。
この作品は80年代の大映テレビでこそ、作れた作品だと思うのである。
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