2016年07月17日
「警視K」勝新太郎、川谷拓三、奥村真粧美
勝新太郎のテレビドラマ「警視K」は、カツシンにしては珍しい現代劇の刑事ドラマである。
主人公の賀津勝利(勝新太郎)は、型破りの警視で正義感が強く少数の部下と行動し、武器は拳銃ではなく
手錠を投げて使う技を持つ変わった警官である。縛られることを嫌いキャンピングカーで娘(奥村真粧美)と暮らして
いる。
警察以外では昔逮捕したことのある情報屋尾張(川谷拓三)をうまく工作員として使っている。
監督も勝自身が手掛けることが多く、それ以外では黒木和雄や森一生が担当している。
ととえば第7作「太陽が上に向いている」は、建設会社の汚職を巡って情報屋の尾張が撃たれたり、取り調べで
賀津が悪どもを殴り倒したりと見どころがあるが、いかんせんストーリーがわかりづらい。
これもカツシンがわざとリアリティを出すために行った演出なのだが・・
カメラも後ろから撮ったり、下から撮ったりとルーティンではない手法を試している。音声もアフレコは使用しないで
同時録音をしているので小声で聞こえにくいのだ。
放映当時は勝の狙いを視聴者がくみ取れずずいぶんと評判の悪い演出だったが、近年この斬新な方法が
一定の評価を得るようになっている。
第8話の「わが子の捧げる犯罪」は、ゲスト出演にベテランの浦部粂子を迎えホステス殺人と裏口入学を巡る
闇を描いている。この回は森一生が担当しているので普通のドラマと変わりない描き方だがその分、カツシン色が
薄れているようだ。
ドラマの最後に流れる山下達郎の「マイシュガーベイブ」も心地よく印象に残る刑事ドラマである。
長い間DVD化されていなかったが2014年にDVDBOXが発売されている。
余談だが山下達郎の採用は勝の娘の奥村真粧美がタツロウのファンだったことから勝に助言したようである。
やはり勝は俳優だけでなく監督しても良くも悪くも突出していた。一度は見ておきたいドラマである。
主人公の賀津勝利(勝新太郎)は、型破りの警視で正義感が強く少数の部下と行動し、武器は拳銃ではなく
手錠を投げて使う技を持つ変わった警官である。縛られることを嫌いキャンピングカーで娘(奥村真粧美)と暮らして
いる。
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警察以外では昔逮捕したことのある情報屋尾張(川谷拓三)をうまく工作員として使っている。
監督も勝自身が手掛けることが多く、それ以外では黒木和雄や森一生が担当している。
ととえば第7作「太陽が上に向いている」は、建設会社の汚職を巡って情報屋の尾張が撃たれたり、取り調べで
賀津が悪どもを殴り倒したりと見どころがあるが、いかんせんストーリーがわかりづらい。
これもカツシンがわざとリアリティを出すために行った演出なのだが・・
カメラも後ろから撮ったり、下から撮ったりとルーティンではない手法を試している。音声もアフレコは使用しないで
同時録音をしているので小声で聞こえにくいのだ。
放映当時は勝の狙いを視聴者がくみ取れずずいぶんと評判の悪い演出だったが、近年この斬新な方法が
一定の評価を得るようになっている。
第8話の「わが子の捧げる犯罪」は、ゲスト出演にベテランの浦部粂子を迎えホステス殺人と裏口入学を巡る
闇を描いている。この回は森一生が担当しているので普通のドラマと変わりない描き方だがその分、カツシン色が
薄れているようだ。
ドラマの最後に流れる山下達郎の「マイシュガーベイブ」も心地よく印象に残る刑事ドラマである。
長い間DVD化されていなかったが2014年にDVDBOXが発売されている。
余談だが山下達郎の採用は勝の娘の奥村真粧美がタツロウのファンだったことから勝に助言したようである。
やはり勝は俳優だけでなく監督しても良くも悪くも突出していた。一度は見ておきたいドラマである。
タグ:勝新太郎、川谷拓三、
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