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2016年06月09日

「大忠臣蔵1971年 3」三船敏郎、中村錦之助、渡哲也、

赤穂にもらされた悲報は過酷ものだった。赤穂藩主浅野内匠頭は、一切の弁明を許されず即日切腹

藩はとりつぶしになり城を明け渡せという幕府のご沙汰である。時は将軍綱吉の時代、このころ改易になった

大名は多く大石自身も松山城の受け取りと管理にあたったことがあるのだ。赤穂藩をあげての評定ではこの

幕府の決定に激高して幕府相手に合戦を主張するもの、城をまくらに切腹を主張するものなど意見はまとまらなかった。

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大石はそんな中で皆の意見を聞きながら本音はなかなか明かさなかった。だが赤穂藩の武士たちは慣れ親しんだ


加里谷城をすんなり明け渡しくないという思いは共通していたのである。そのころ江戸住みの堀部安兵衛たちが

あくまで仇をうつことを主張しこの過激な言動は江戸急進派として最後まで大石を悩ませる種となるのだ。

忠臣蔵の準主役というべき堀部安兵衛はしかし元々赤穂とは何の関係もなかった。


堀部は越後新発田藩の出身で剣の達人で、高田の馬場の決闘で助太刀して相手を切り倒して名を挙げた。

噂を聞きつけた赤穂藩の堀部金丸が当時の中山安兵衛に惚れ込んでたっての願いで養子にして堀部家に

入ったのである。その生涯で2度にわたって歴史に残る仇討ちに参加したのは堀部安兵衛だけだろう。

この安兵衛役をこのドラマで演じるのは若き渡哲也でピッタリの配役である。ドラマでは妻のおこう(赤座美代子)との仲

むつまじい夫婦生活も描かれている。


一方大石は赤穂藩の領民のために藩札交換や城明け渡しのための準備などに忙殺されていたが、合戦はせずに

一同殉死追い腹と決定した。

幕府の隠密で一杯になった赤穂では些細なことから秘密がもれればいかなる苦難が襲うかわからなかった。

不満のあるものは赤穂の地を去ったが大石に従うものも多かった。

このドラマでのポイントは仇討ちのための同志たちの確執や葛藤ともう一つは公儀隠密との暗闘である。

中でも側用人柳沢吉保(神山繁)の狡猾で冷酷な態度と思考は赤穂浪士を追い詰めていくのだ。

そして吉保の手足となった働く柳生の棟梁加倉井林蔵に高松英夫が扮しその片腕の女隠密お蘭を

上月晃が演じている。そして運命の城明け渡しの日には竜野藩主脇坂淡路守(中村錦之助)が任命されるが

大石は前言を翻して追い腹をやめてあっさり城を明け渡すのだ。大石の真意はやはり仇討ちにあったのである。


posted by ハヤテ at 16:57| テレビ太河ドラマ
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