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2015年10月16日

溝口健二京マチコ「楊貴妃」

戦後、日本映画は香港などでのアジアと合作映画を何作も作っているが、大映が香港のショーブラザースと

組んで監督に溝口健二を迎えて撮った作品が「楊貴妃」である。

中国の四大美人と呼ばれ絶世の美女として名高い楊貴妃を京マチ子が演じている。
 

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歴史大河映画であるが、どちらかと言えば皇帝とその妻のメロドラマと言ったところである。

舞台は、時は8世紀の中国唐の時代、玄宗皇帝は妻を無くして嘆き悲しんでいた。趣味の音楽などに

打ち込んでも悲しみは増すばかりだった。側近たちが皇帝を心配して後宮に美女を連れてきて皇帝に献上

するが皇帝のお眼鏡に適わない。

どうしたものか思案していた軍人の安禄山(山村聰)は、カマドの下働きをしていた街の小汚い娘玉環(京マ

チ子)を見つけて衣装や化粧で美女に見せかけて皇帝のもとへ送り込んだ。



しかし皇帝は心を許さず玉環は追い出されそうになったが、皇帝が作った曲を弾いて歓心を買ったのだ。



玉環は、皇帝のお気に入りとなりある日、玉環は上元の節句のお祭りに皇帝を誘った。

お忍びで宴を楽しむ皇帝はすっかり玉環を気に入り寵愛の対象としたのだ。

そしてついに玉環は貴妃の位に上り詰め、三人の姉の身分があがりいとこの楊国忠は宰相にまで出世した。

しかし、玉環が楊貴妃になるきっかけを与えた安禄山は、相変わらず地方勤務で不平不満で一杯だった。

楊貴妃のコネで楊一族は栄華を極めたが、生活が苦しい庶民は楊一族を呪った。

そしてこの機会に乗じて安禄山が兵を挙げ首都長安に攻め上ってきたのだ。

しかも、皇帝を守る近衛兵までもが楊一族に反旗を翻したのだった・・・

中国の伝説の貴妃、楊貴妃の悲劇的な生涯を描いた作品である。最初カマドにいたときの汚い街娘が

皇妃に変貌してゆく京マチ子の演技は見事である。

森雅之の優柔不断な玄宗皇帝もなかなかいい。DVDは溝口健二大映作品集2に収録されていて、VHSも出てい

ます。

1955年制作で、イーストマンカラーの映画としては初期作品である。

いつの世も権力を握ったものは庶民のことなどないがしろにする。今の日本も変わらない。

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posted by ハヤテ at 14:15| 歴史映画
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