2014年07月18日
大山倍達芦原英幸極真空手の栄光「地上最強のカラテ」
男なら、誰でも一度は強いものにあこがれたことはあるだろう。格闘技には、プロレス、ボクシング、柔道、カンフーと
数あるが、その中でも空手は長い間偏見と悪役のイメージがあった。
そういったマイナスイメージを払しょくしたのが、梶原一騎原作のまんが「空手バカ一代」であった。
私も高校時代は、毎週「少年マガジン」の発売が待ちどおしかった。このまんがに少年たちが夢中になった理由のひとつに
実在の空手家が登場することがあった。
主人公の空手家大山倍達は、極真空手の創始者であり、牛殺しの伝説を持つ強靭な肉体を持った武道家であり、
その超人的な強さに私も含めて少年は熱狂した。
また、大山だけでなく、その弟子たちも実名で登場し師匠の大山に劣らない強さにあこがれたものである。
だが、当時はビデオやDVDもなく、テレビでプロレスやボクシングを見ることはあっても空手が放送されることは皆無で
あり、現実の極真の強さはベールに包まれていた。
1975年、大山はそれまでの空手の普及活動の集大成として極真主催の第一回空手世界大会を開くことになった。
梶原はこの大会をフイルムに収録し、極真の世界各地の活動と合わせて製作したのがドキュメント「地上最強のカラテ」
である。映画の最初には、高弟の芦原英幸が登場し、サバキを中心とする組手、足刀による氷柱割りや手裏剣投げ
を披露し超人ぶりを見せてくれる。
続いて若手の東谷巧による飛びけりで向かってくる自動車を飛び越えるシーンには驚愕した。
大会の華は、アメリカの黒人ウイリアムオリバー選手である。小柄ながら全身ばねのような肉体で独特のリズムから
繰り出す飛び前蹴りや飛び後ろ回し蹴りは人間離れした美しさがあった。
香港からもカンフー選手が参加したがこの選手たちは弱すぎた。二宮城光選手の正拳一撃で粉砕されてしまった。
知的でありながらも強靭な肉体を持つチャールズマーチンとローキックの鬼廬山初男の死闘も迫力があった。
後の熊殺しウイリーウイリアムスもこの映画で日本初登場し、大器の片りんを覗かせる。
中村忠と大山茂による真剣白刃とりも見るものを緊張させる。
大会はノックアウトの連続で次々と選手たちが担架で運ばれてゆく。激戦を勝ち抜いたのは柔道出身の佐藤勝昭選手
であった。
私は大阪の映画館でこの映画を初めて見たのだが、舞台挨拶に大山さんと芦原さんも来られていて、司会者が
おおやまばいたつ先生ですと間違えて読んだのは笑ってしまった。舞台では大勢の弟子と芦原さんが空手の型を
披露してくれたのだが、芦原さんが不覚にも順番を間違えて会場の爆笑を誘っていたのは懐かしい思い出である。
後に極真は分裂し二人は袂をわかつのだがこのときは想像がつかなかった。
極真空手の栄光が最高潮にあったときの映画である。
数あるが、その中でも空手は長い間偏見と悪役のイメージがあった。
そういったマイナスイメージを払しょくしたのが、梶原一騎原作のまんが「空手バカ一代」であった。
私も高校時代は、毎週「少年マガジン」の発売が待ちどおしかった。このまんがに少年たちが夢中になった理由のひとつに
実在の空手家が登場することがあった。
映画パンフレット 地上最強のカラテ(1976作品) 編集・発行:松竹株式会社事業部(A4版) 監督: 野村孝 、後藤秀司 中古価格 |
主人公の空手家大山倍達は、極真空手の創始者であり、牛殺しの伝説を持つ強靭な肉体を持った武道家であり、
その超人的な強さに私も含めて少年は熱狂した。
また、大山だけでなく、その弟子たちも実名で登場し師匠の大山に劣らない強さにあこがれたものである。
だが、当時はビデオやDVDもなく、テレビでプロレスやボクシングを見ることはあっても空手が放送されることは皆無で
あり、現実の極真の強さはベールに包まれていた。
1975年、大山はそれまでの空手の普及活動の集大成として極真主催の第一回空手世界大会を開くことになった。
梶原はこの大会をフイルムに収録し、極真の世界各地の活動と合わせて製作したのがドキュメント「地上最強のカラテ」
である。映画の最初には、高弟の芦原英幸が登場し、サバキを中心とする組手、足刀による氷柱割りや手裏剣投げ
を披露し超人ぶりを見せてくれる。
続いて若手の東谷巧による飛びけりで向かってくる自動車を飛び越えるシーンには驚愕した。
大会の華は、アメリカの黒人ウイリアムオリバー選手である。小柄ながら全身ばねのような肉体で独特のリズムから
繰り出す飛び前蹴りや飛び後ろ回し蹴りは人間離れした美しさがあった。
香港からもカンフー選手が参加したがこの選手たちは弱すぎた。二宮城光選手の正拳一撃で粉砕されてしまった。
知的でありながらも強靭な肉体を持つチャールズマーチンとローキックの鬼廬山初男の死闘も迫力があった。
後の熊殺しウイリーウイリアムスもこの映画で日本初登場し、大器の片りんを覗かせる。
中村忠と大山茂による真剣白刃とりも見るものを緊張させる。
大会はノックアウトの連続で次々と選手たちが担架で運ばれてゆく。激戦を勝ち抜いたのは柔道出身の佐藤勝昭選手
であった。
私は大阪の映画館でこの映画を初めて見たのだが、舞台挨拶に大山さんと芦原さんも来られていて、司会者が
おおやまばいたつ先生ですと間違えて読んだのは笑ってしまった。舞台では大勢の弟子と芦原さんが空手の型を
披露してくれたのだが、芦原さんが不覚にも順番を間違えて会場の爆笑を誘っていたのは懐かしい思い出である。
後に極真は分裂し二人は袂をわかつのだがこのときは想像がつかなかった。
極真空手の栄光が最高潮にあったときの映画である。
新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image