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2014年05月26日

日本のクーデター「皇帝のいない八月」2

岩手県盛岡でパトカーが何者かに襲撃され炎上した事件でK国の5,56ミリ弾が使われたことを知った内閣調査室室長

利倉(高橋悦史)は背後でクーデター発生の動きを突き止め佐橋首相(滝沢修)に報告、密に閣僚会議を開き対策を練っていた。

そしてこの計画の黒幕として戦前から力をもっていた民政党の極右大畑剛三(佐分利信)がいることが分かった。

腹黒い佐橋は利倉を動かして先手を打ち実行部隊を武装解除し、抵抗するものは武力制圧し事前にクーデターを封じた。

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江見もまた民族派の真野を捕まえ拷問で殺害したが、追い詰められた藤崎たちはブルートレインに爆弾を仕掛け

乗客もろとも吹き飛ばそうとしていた・・・

日本では戦前226事件や終戦時の畑中少佐らが起こした宮城事件があり必ずしもクーデターがなかったわけではない。

戦後も三無事件や三島事件があり、一見平和であっても内部にくすぶる要素はあった。

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セットなどはチープな感じもあるが、俳優たちの演技が補ってあまりある。タヌキじじいの滝沢修は憎々し気で利倉を演じた高橋悦史の冷血ぶり、いかにも左翼くずれの山本圭らの真に迫った演技が作品に奥行を与えている。

そして最大の見どころは藤崎一尉を演じた渡瀬の狂信的な演説だ。

三島由紀夫に酔心する設定の藤崎の演説は妙な説得力を持って見るものに迫ってくる。

佐藤勝の重厚な音楽もまた素晴らしいのである。監督の山本薩夫は左翼的な人だが思惑とは違ったものになった

のではないだろうか。いずれにしろこのテーマで今作品を作るのは難しいかも知れない。

最後は藤崎たちは国民に秘密裡に組織されたハイジャック専門部隊に殲滅されるのだが、この当時非公表だったが

すでに警察の特殊部隊SATは編成されていた。陸自の特殊作戦群が編成されるのはずっと後のことである。


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posted by ハヤテ at 16:20| 政治映画
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