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2018年04月17日

レギオで失敗?(四月十四日)



 ブルノ在住の知人に頼まれて、またプラハに行くことになった。前回パスポートを受け取りにプラハに行った帰りに、一度試してみようとレギオジェットのスタンダードを使ったのだが、運賃が安かった、クレジット乗車券で割引が大きかったという意外は満足度は高くなかった。ビジネスの四人がけのコンパートメントよりも狭い空間に6人だから、昔のチェコ鉄道の八人がけのコンパートメントよりはマシだけど、満席状態だと窮屈で、PCを使って文章を書いたりするようなことはできる状態ではなかった。
 この席でも空いていれば、もしくは体の小さい人ばかりだったら、あまり問題はなかったのだろうけど、同じコンパートメントにいた人たちは。みんなからだが大きく、小さくなって膝の上でPCを広げているしかなかった。レギオジェットは人気があるのか乗車率が高くて、座席を予約したときには空いていても、乗ってみたら満員ということも多いから、自分のコンパートメントに空席が多いことはあまり期待できない。
 やはり、一度、広々とした空間を占有できて、余裕で仕事ができるビジネスの使い心地を知ってしまうと、下のクラスは使えなくなってしまう。ここでこうして文章を書いているのもレギオジェットのビジネスのコンパートメントの中だし、移動の時間を有効に活用できるという意味でも、ビジネスを使うのは悪くない。その上美味しいコーヒーが出るし。使ったことはないけど車内販売の食べ物なんかも良心的な価格で結構美味しいらしい。ビジネスのほうが安いなんてことはないだろうけど、買えるものには差がありそうな気がする。

 という前置きを言い訳として、今回もビジネスを選んだんだけど、朝オロモウツから乗り込んだときには失敗したと思った。ホームから乗り込んだドアの反対側のドアも開いていてぎょっとさせれられたし、予約した座席のあるコンパートメントでは、大音量でラジオを流しながら、こちらが中に入れないような形で、向かい合う座席をできるだけ前に出して、二つの座席をベッドにして寝ている先客がいたのだ。起こそうとしても起きてくれないので、車掌というよりは、客室乗務員さんに助けを求めた。
 そうしたら、予約されていない座席を探して、途中まで空席になっている席を見つけて、とりあえずここに座っていてくれと言われた。しばらく座っていたら、予約はしたけれども実際には乗らなかった人がいたらしく、そこに移動するように言われた。そこは四人組の人が予約して乗らなかったようで、一人でコンパートメントを占有することができて、いつも以上にお店を広げて仕事をすることができたのだった。
 こういう対応の早さ、柔軟性というのが、おそらくレギオの人気を支えているのだろう。共産主義の時代の名残で、こんなときにつっけんどんな対応をする人たちもいるから、その分、レギオの対応のよさが目立つという面もあるのだろう。チェコ鉄道も以前に比べれば遥かにましになったとはいえ、この域には届いていないよなあ。

 移った先では、別の客室乗務員が担当になって、お茶だのコーヒーだのを提供してくれたのだが、すばらしかったのは、終点のプラハに近づいたところで、最初担当してくれた人が、わざわざ謝りに来てくれたことだ。この人の責任じゃないのに、なんだかちょっと日本的な対応だと思ってしまった。こういうことがあるとまた次もレギオのビジネスを使おうと思ってしまう。次にプラハに行く機会があるかどうかはまた別の話なのだけど。
 レギオジェットからは、利用すると必ずアンケートのメールが来て、サービスに対する評価を求められるのだが、これまで一度も回答したことがない。今回はアンケートに感謝の気持ちを書き込んでおこうかとちょっと悩んでいる。こういうときぐらいは答えておこうか。

 プラハで一仕事終わらせて、なんだかんだで六時間ぐらいいて完全に終わる前に残りは人に任せて、再びレギオの客となってオロモウツに戻る。こんな駄文書きがはかどったところで何の意味もないのだろうけど、今日の分を書き終えることができて、個人的には大満足である。
2018年4月14日19時。




 レギオで検索したらこんなのが出てきたのだけど、何なのだろう?

Preiser 50202レギオFigures 1?/ 25スケールStandard Bearer Marching W / Eagle標準1?/ 25?Scaleミリタリーモデル図








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