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2017年12月22日

ヨーロッパリーグのプルゼニュ(十二月十九日)



 ブルバが代表監督に引き抜かれる前のプルゼニュは、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの予選で、無類の強さを誇った。予選に出場し始めた頃はともかく、二年目、三年目ぐらいからはほとんど負けなかったんじゃなかろうか。1点ぐらいリードされても、最低でも同点に追いつき、たいていは逆転してしまうのだった。
 それが、今年のプルゼニュは、何人かの監督を経て、ブルバが率いてさえヨーロッパで勝てないプルゼニュに戻っていた。チャンピオンズリーグの予選では、相性の悪いルーマニアのチームのステアウア・ブカレストが相手だったとは言え、アウェーでの初戦で、二度リードしたものの同点に追いつかれ、ホームでは守備が崩壊して負けて、ヨーロッパリーグの予選にまわることになったのである。もともと守備の堅いチームではなかったけれども、大事な試合ではぎりぎりで守り抜くことが多かったんだけどなあ。
 ヨーロッパリーグの最終予選もあまりぱっとしない感じで、確か引き分け二試合のアウェーでの得点差で本戦進出を決めたのだった。そして本戦ではグループGに入り、またまたステアウアと対戦するという悪夢のような組み分けになった。それでも勝ち抜けは確実だと思ったのだけど、意外なほど苦戦することになった。スラビアほどではなかったけど。

 初戦のルーマニアでの試合は、点が取れずに完封負け。予選の時点でも感じていたのだが、チェコリーグとヨーロッパリーグの対戦相手の違いに感覚が追いついていないような印象を受けた。二試合目のイスラエルのベルシェバとのホームでの試合には勝ったものの、三戦目のスイスリーグでも下位に低迷しているというルガーノでの試合には、攻め込んでいながらカウンターから失点を繰り返して負けてしまった。チェコリーグでなら通るパスが、カットされてカウンターを食らうというシーンが多かったような気がする。
 それが、四戦目のホームでのルガーノとの試合に勝ったあたりから、ベテランたちがかつての感覚を取り戻したのか、最後は三連勝で、グループステージを4勝2敗の勝ち点12で終えた。特に第五戦のホームでのステアウア戦では、鬼門のルーマニアチームに初めて勝った。この試合では、本当に久しぶりにヨーロッパのカップ戦で強いプルゼニュを見ることができた。夏のチャンピオンズリーグの予選の時期にこの状態になっていれば、本選まで行けたはずなのに……。

 ブルバ監督は以前から、スパルタなどで戦力外の烙印を押されたベテラン選手を再生して、チームの中心にすえることが多かったが、今回も、年齢的にももう無理だろうと言われていた出戻りのコラーシュや、最近ぱっとしなかったリンベルスキーやペトルジェラといった以前の監督時代の中心選手を再び再生して、かつての輝きを取り戻させた。伸び悩みが続いていた感のあるホジャバやフロショフスキー、コピツあたりもプレーの質が、去年と比べるとかなり上がったように見える。
 シーズン開始前は、特に大きな補強もせず、ベテランの多い選手構成から、さすがのブルバでも惟では厳しいのではないかという声が、スパルタ、スラビアが外国人の大物を補強していたこともあって、強かったのだが、ふたを開けてみたらチームに在籍して長いベテラン、中堅の選手たちが徐々に調子を上げて、国内リーグでは前代未聞の開幕からの連勝を遂げ、ヨーロッパリーグでもしり上がりに調子を上げて、結局は1位でグループステージを突破したのである。

 試合結果は以下の通り。
 ステアウア 3−0 プルゼニュ
 ブルゼニュ 3−1 ベルシェバ
 ルガーノ  3−2 プルゼニュ
 プルゼニュ 4−1 ルガーノ
 プルゼニュ 2−0 ステアウア
 ベルシェバ 0−2 プルゼニュ

 最終戦で久しぶりに相手ホームの試合で勝てたのも次に向けて大きいかな。

 二月に行なわれる次の試合の相手は、セビリアのパルチザン・ベオグラードに決まった。ベオグラードのチームというと、スパルタがヨーロッパリーグの予選で負けたレッドスターが有名だけれども、こちらも社会主義時代の遺物といいたくなるような名前である。チーム名に、ゲリラを意味するような言葉を使うのは、あんまりないよなあ。
 チェコのチームってセルビアのチームともあんまり相性がよくなかったような気もするのだけど、今の復活したヨーロッパでも強いプルゼニュであれば、しっかり勝ちぬけてくれるだろう。2000年代の初めのリベレツの再現が見たいなあなんて思うので、準々決勝ぐらいまで、できれば準決勝まで進んでもらいたいものである。スラビアが一度、ヨーロッパリーグの前身となった大会で、90年代に準決勝まで進出しているんだよなあ。
2017年12月19日23時。




 



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